タピオカブームが社会現象になるほど爆発的な人気を得て以来、台湾モノのトラディショナルでレトロな可愛さに注目が集まるようになりました。今回は一過性のブームでは終わらない、根強い人気を誇る台湾モノの魅力をさらに掘り下げていきます。
まだまだ根強い台湾グッズ人気
タピオカ、台湾カステラなど台湾スイーツが一躍ブームになりましたが、今や台湾人気は一時的なトレンドにとどまらず、レトロ&トラディショナルな雰囲気は幅広い年齢層に人気が定着しつつあるといえます。
そこで本コラムでは、現在の台湾トレンドを探りつつ、台湾グッズショップでの人気商品や伝統柄グッズ等を詳しくご紹介していきます。
KALDI 台湾レトロタイル柄バッグ
引用元:https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/2100019712531
2022年4月、KALDIから台湾の家屋などで見かけるタイルをイメージした柄のバッグを数量限定で販売したところ、そのレトロデザインが可愛いと話題になりオンラインストアではあっという間に完売となリました。
台湾っぽい鮮やかな配色が目を引きます。
3COINS 台湾夜市雑貨
引用元:https://www.palcloset.jp/display/article/detail/?acd=2202283co_kot&b=3coins
3COINSでは、まだ海外旅行に行きづらいと考えている人のために、家にいながら台湾夜市の雰囲気を味わえるような雑貨を販売しています。湯呑などの台湾茶器からメラミンラーメン鉢や厚口コップまで、屋台さながらの食器が揃います。/p>
引用元:https://www.palcloset.jp/display/article/detail/?acd=2202283co_kot&b=3coins
2022台湾トレンド
台湾の人気フードといえば、一大ブームを引き起こしたタピオカや台湾カステラを思い浮かべる方も多いかもしれません。
特に台湾カステラは現在もその勢いが衰えず、セブンイレブンやローソン、ミニストップなどのコンビニでも販売していますが、店舗限定だったり人気が集中し一時的に販売中止になったりで引き続き話題を集めています。
続いては、気になる今注目の台湾トレンドフードをご紹介していきます。
地瓜球(ディーグァーチョウ)
台湾夜市でもよく見かける台湾の定番スイーツ「地瓜球(ディーグァーチョウ)」。
台湾夜市で一番美味しいスイーツという人がいるくらい、ハマる人も。
地瓜は中国語で‘さつまいも’という意味で、さつまいもとタピオカ粉を混ぜて油で揚げた台湾の定番お菓子です。一口サイズで食べやすく、外はカリっと中はモチっとした触感が人気です。
日本では新大久保に地瓜球専門店が登場したり、スーパーなどでも冷凍の地瓜球を販売していたりと、じわじわと人気が広がっているようです。
割包(グアバオ)
台湾式ファストフードといえば、「割包(グアバオ)」。
蒸し饅頭の生地に豚の角煮、ピーナッツパウダー、パクチー、高菜などを挟んだ台湾式バーガーです。
2022年4月、銀座にリニューアルオープンした台湾バーガー専門店「バオガー」では、この他にも皮が香ばしくパリパリのローストダックに白髪ねぎ、甘味噌の甜麺醤ソースをかけた中華味や揚げバジルを絡めた鶏唐揚げを挟んだバーガーなど、気になる種類がたくさんです。先日5月14日にも今のトレンドとしてTV『王様のブランチ』で紹介されています。
筆者は定番メニューのコンロ―バーガーをテイクアウトしてみたのですが、甘辛い味の染み込んだ分厚い角煮とピリッとした高菜の相性がぴったりでピーナッツも香ばしくて美味しかったです。中華まんのような少し甘さを感じる饅頭生地で、普通のバンズよりボリュームを感じられました。
次に、今年開催される注目の台湾イベント情報についてご紹介していきます。
2022年台湾イベント情報
コロナ禍でしばらく開催できなかったイベントも今年は目白押しです。
本格的な台湾料理はもちろん、日本ではなかなか体験できない台湾文化も楽しめそうです。気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。(詳細は各公式サイトをご確認ください)
台湾祭in 千葉KISARAZU@三井アウトレットパーク木更津
- 日程
- 2022年5月21日(土)~6月12日(日)
- 場所
- 三井アウトレットパーク木更津 屋外特設会場(P3駐車場)
- 入場料
- 大人500円 子供300円(台湾烏龍茶1本付)
三井アウトレットパーク10周年を記念し、台湾観光でも人気の「台湾式足裏マッサージ」や、パイナップルをくりぬいて丸ごといただく「丸ごとパイナップルドリンク」が各日10名限定10円で楽しめます。
台湾フェスティバル®「台湾開運グルメ」
- 日程
- 2022年6月16日(木)~6月19日(日)
- 場所
- 上野恩賜公園 噴水広場
- 入場料
- 500円
- 公式サイト
- https://taiwanfes.org/
開運グルメで健康・金運アップと台湾への渡航再開を祈願した‘吉祥’がテーマとなっています。赤い亀の形をした長寿を願う「紅亀もち」や巨大財神爺の開運セルフィスポットも登場します。
第5回「台湾フェスタ 2022~Daily Life of TAIWAN~」
- 日程
- 2022年7月30日(土)~7月31日(日)※7月29日(金)前夜祭開催
- 場所
- 代々木公園 野外音楽堂広場
コロナ禍で3年ぶり5回目の開催となる台湾フェスタ。本格的な台湾料理はもちろん、朝は台湾の小学生が習う国民体操をアレンジした「台湾フェスタ体操」や台湾茶の茶芸など台湾文化も体験できます。
おすすめ台湾フーズ&グッズ紹介
豊富な書籍が並ぶ誠品書店を中心に飲食、文具、食品等の他、ハンドメイド雑貨など、バイヤー厳選による約50を超える台湾ブランドが揃っています。アイテムの販売だけでなく、来店者が体験できる料理の実演やクラフト・ハンドメイドなどのワークショップなども行っています。今回は誠品生活日本橋店の店長・竹内さんにお話を伺い、おすすめ人気グッズや台湾事情について教えていただきました。
伝統的な台湾花柄バッグ
赤やピンク、スカイブルーなど鮮やかな生地に牡丹などが描かれている客家花布(はっかはなぬの)は、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気と華やかな色合いで台湾グッズの中でも女性からの人気が高いアイテムです。
台湾では牡丹は富や幸せを表すモチーフで、バッグの他にもポーチや巾着などの小物入れとしてもよく見かけます。
茶こし付き台湾エコ水筒
店長の竹内さんいわく、台湾の人々が日常的に持ち歩いているのがこの茶こし付きのエコ水筒だそうです。
茶こしに茶葉をセットし、水(お湯)を入れるだけで簡単に美味しいお茶が飲めます。
ガラスではないので割れにくく軽量で持ち運びにも便利。茶こしが下についているのもポイントです。
台湾インク
数ある台湾グッズの中でも今特に注目を集めているという台湾インク。
もともと藍染屋だった『藍濃道具屋(レンノンツールバー)』の万年筆用インク「臺灣茶色(タイワン・チャー・スー)」は、台湾になじみが深いお茶をテーマにしています。
鐡觀音(テツカンノン)、包種(ホウシュ)、日月潭紅茶(ニチゲツタンホンチャ)など6種類のお茶の色をテーマとし、鐡觀音(テツカンノン)の澄んだ琥珀色や、日月潭紅茶(ニチゲツタンホンチャ)の紅茶のような深みのある赤色を絶妙に再現しています。
(販売サイト:https://eslitespectrum-nihonbashi.shop/items/622f13a04773a3475d68c8f0)
台湾定番スナック菓子
「乖乖(グァイグァイ)」は台湾ではとてもメジャーなスナック菓子で、商品名は子供をあやす時の「いい子、いい子」という意味だそうです。その名の通り、お母さんが子供をあやす時にも登場するスナック菓子ですが、あやすのは子供だけでないとのこと。
台湾の企業ではパソコンの横にこのお菓子がよく置かれており、パソコンが壊れないようにあやしているのだとか。
このことから「乖乖(グァイグァイ)は台湾のパソコンの守り神」などと言われることもあるようです。
中身はとうもろこし由来の軽いスナック菓子で五香味、甘いココナッツ、チョコレートなどがあります。実際に五香味を試してみたところ、ほんのり残るえびの風味も美味しくてついつい手がのび、やめどきがわからなくなりました。食感は日本でもおなじみのコーンスナックという感じですが、似たような味は日本にはない気がしました。
台湾定番のど飴
天然ハーブの漢方成分にすっきりとしたメンソールとフルーティな枇杷の風味が加わった、1946年創業『京都念慈菴』の「枇杷のど飴」です。フレーバーはオリジナルの他、金柑レモン、レモングラスの3種類があります。
台湾国内のスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでも買えないところがないというほど、台湾の人々にとっては欠かせない存在だそうです。
(販売サイト:https://eslitespectrum-nihonbashi.shop/items/62773b2ae3bbd115fb22c560)
台湾柄ガーゼタオル
台湾の伝統的な家屋に使われる装飾タイル‘マジョリカタイル’をモチーフにした「ベイオリジナル」のガーゼタオル。レトロ&トラディショナルなデザインは日本でも幅広い世代から人気を集めています。自分用にはもちろん、ちょっとしたギフトとしても喜ばれそうです。
番外編 ミニチュア電鍋
台湾の家庭に一台は必ずあるというほどメジャーな大同電鍋ですが、近年ではレトロブームもあり日本でも人気が高まっています。
そんな電鍋人気からおもちゃのミニチュア電鍋が登場しました。最近急増しつつある日本の電鍋ファンにはもちろんですが、電鍋を使ったことがなくても実際の電鍋でどのような調理ができるかがわかるミニチュアレシピ付きです。商品のカラーバリエーションはグリーンの他にレッド、ホワイトなどがありますが箱を開けてみてのお楽しみです。この他にも店頭には本物の電鍋と一緒に使える新しいグッズが増えているそうなので、気になる方はぜひお店でチェックしてみてはいかがでしょうか。
<誠品生活日本橋>
住所: 東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO室町テラス 2階
JR総武本線 新日本橋駅、東京メトロ銀座線 三越前駅
営業時間(通常時)11:00~20:00 ※富錦樹台菜香檳11:00~22:00
※営業時間は変更となる可能性がございます。
TEL: 03-6225-2871
公式サイト:http://www.eslitespectrum.jp/
公式Instagram:@eslite_japan
オンラインストア:https://eslitespectrum-nihonbashi.shop/
トレンドの‘レトロ’代表・台湾グッズ
鮮やかな配色が目に留まる台湾伝統の花柄や、台湾の家庭には一家に一台はあるといわれる電鍋はレトロモダンな雰囲気で根強い人気があります。独特な配色や色使いはグッズ製作の参考にしていただけるのではないでしょうか。
タピオカブームに始まり台湾トレンドが注目されるようになりましたが、今や定着しつつある台湾人気。これからも目が離せなさそうです。