アクスタ、アクキー、フィギュアに缶バッジ…。
推し活を続ける限り増えていく推し活グッズをどこにどのように収納するかは、ジャンルを問わずオタクたちにとって頭の痛い問題です。
こうした悩みには、話題の「スぺパ」をアップさせることで対応しましょう!
目次
注目の概念「スぺパ」とは?
スペパとは:コスパ、タイパに次ぐ注目概念
スぺパとは、スペースパフォーマンス(空間対効果)を略した言葉で、空間対効果=スペース活用の効率の良さを示す概念です。
必要なものを厳選してシンプルに暮らすスタイルであるミニマリズムが評価を集める中で、収納・インテリアに関する業界から徐々にさまざまな場面で聞かれるようになってきました。
ライフスタイルの多様化に伴い、限られた空間をいかに効率的に活用し、生活の質を向上させるかを意識した考え方です。
費用対効果(コスパ)、時間対効果(タイパ)に次いで、人々の消費活動に大きな影響をもたらす概念として注目されています。
ここで、トレンドに敏感な人々の会話に耳を傾けてみましょう。
引っ越したばかりの友人から、「そんなに広くはないけどぜひ遊びに来て」と招待を受け、ワクワクしながら新居を訪れた女性。
リビングに通されると、瀟洒なテーブルと椅子が並ぶインテリアに目を奪われました。
「そこまで広さはないって言うけど、このお部屋のレイアウト、スぺパ最高だね!」
「そうなの。大きなソファやテーブル置いたらスペパが下がっちゃうかなーと思って、ラウンドテーブルにしてみたんだ」
「すごく素敵!オシャレなカフェみたいで落ち着くお部屋だね」
このように、空間の効率的な見せ方、使い方を評価する際に使われる言葉が「スぺパ」なのです。
スぺパ向上事例
スペース活用でスペパ向上 場所編:2k540 AKI-OKA ARTISAN
JR山手線の秋葉原駅から御徒町駅の間の高架下にあるのが、「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキ・オカ アルチザン)」です。
JR東日本都市開発により運営されている商業施設で、名前の「2k540」は東京駅からの距離、「AKI-OKA」は秋葉原と御徒町の間であること、「アルチザン」はフランス語で職人を意味します。
その名の通り職人的なクリエイターによる小規模な店舗や、訪れた人がモノづくりを体験できるワークショップなどが、山手線の高架下を活用したスペースに整然と配置され、人気を集めています。
開発前には倉庫や駐車場として使われていた空間ですが、スぺパ向上により、新たに人の流れを生む力を持った商業施設に生まれ変わった事例です。
スペース活用でスペパ向上 モノ編:スマートテーブル
スペパ志向を意識した画期的な商品もリリースされています。
家具に家電の機能をプラスした「スマートテーブル」は、家具としてのテーブルに、冷蔵庫の機能や、置くだけでスマートフォンが充電できる機能、Bluetoothスピーカーとしての機能などが追加されており、一台で何役もの働きをしてくれるアイデア商品として注目されています。
スマートテーブルに複数の役割を持たせることで必要な家具や家電の点数が抑えられ、室内を広々と効率的に使える、スぺパ向上にぴったりの商品です。
スぺパを重視する人々の中には、コンパクトに畳んで収納できるアウトドアグッズを、あえて自宅で使用するというアイデアを実践する人もいます。
家の中で大きなスペースを占拠することの多い家具を、「使わない時には収納する」ことでスペパをぐんとアップさせることができるのがその理由のようです。
スぺパに注目が集まる理由
コスパ、タイパに続き、スぺパが今注目を集めるのは何故なのでしょうか。
背景その①社会的要因
2020年からおよそ3年間続いたコロナ禍は、社会に大きな影響をもたらしました。
通信環境の向上も後押しして、感染症対策としてリモートへの切り替えが推奨される中、在宅ワークやオンライン授業、エンタメの分野でもオンライン中継やライブ配信といった方法が普及したことで、人々の在宅時間はかつてないほど長時間化し、同時に密度の濃いものになりました。
こうした経験から、「おうち空間」を快適にしたいという思いが強まっています。
新型コロナ感染症が季節性インフルエンザと同等の5類感染症に引き下げられ、「アフターコロナ」と呼ばれる日常が戻った後もこの傾向は続いており、「片付け・整理整頓」というキーワードは、暮らす空間をできる限り快適にする流れとして引き続きトレンドとなっています。
背景その②経済的要因
都市部の地価上昇や、物価上昇による建築資材高騰の流れを受け、日本の住宅面積は2010年頃に比べて約10%縮小しているといわれています
伴って、個人が占有できる空間も狭くなっていく傾向にあります。
狭小化する占有空間を、少しでもオリジナリティのある特別なものにしたいという欲求が、限られたスペースを工夫して有効活用するスペパ志向につながっていると考えられます。
背景その③推し文化的要因
Z世代などの若年層やアイドルファン、アニメオタクに限らず、幅広い世代や多くのジャンルですっかり定着した「推し」文化。
「推し活」にいそしめばいそしむほど、推し活グッズは増えていく一方です。
コスパ、タイパの考え方、ミニマリストの流行に伴って不要なモノを減らす一方で、捨てられずにしまい込んでしまう推し活グッズ、見えるところに飾っていつでも愛でていたい推し活グッズをどうするかは、世代・ジャンル・志向問わず、推し活に励む人たち共通のお悩みとなっています。
推し活と、快適なおうち空間を両立するには、モノの収納に関する情報をアップデートし、空間を効率的に活用するスぺパの向上が要となります。
高スぺパの推し活グッズ収納法①サイズぴったり、透明などの専用ケースに入れて収納
新曲や新作がリリースされる度、ライブやイベントに行く度、増え続ける推し活グッズ。
新しいものをお迎えしたとしても、今までのものも変わらずいつでも見えるようにしておきたいというのが、推し活に勤しむオタク心。
そんな切なる願いを実現するには、透明で中が見える専用ケースに収納するのが一番です。
決まった場所、決まったケースに収めることは、整理整頓の基本です。
透明であれば、中身が一目瞭然なので「あれどこいった?」と慌てることもなく、取り出したいものをすぐに取り出すことが可能です。
大切な推し活グッズを見せながら効率的に収納することができます。
推し活グッズのサイズに合わせて用意された専用ケースなら、細かな推し活グッズをまとめてコンパクトに飾れたり、シンデレラフィットなすっきり収納が可能なので、推し活ライフをスペパよく楽しみたいというニーズに応えられるでしょう。
高スぺパの推し活グッズ収納法②魅せる収納 推し棚に効率的に飾る
棚の一角、あるいはひとつの棚まるごとを、「推し棚」として推し活グッズ専用のスペースにするのがこちらの方法です。
推し活に関するものはすべてここに収納する、と決めてしまえば、迷うことはありません。
推し活を楽しむファン層には、しばしば「祭壇」と称してお気に入りの推し活グッズを並べて楽しむ神聖なゾーンをつくる文化がみられます。
棚を丸ごと祭壇化して、スペパアップを図る方法はオタクにとってなじみやすく、合理的な方法です。
写真とアクリルスタンドを効率的にスペパよく飾ることができ、そのままおでかけにも連れていきやすいアクリルフォトスタンドをいくつも並べれば、そこは神聖なる推し棚に!
アクリルトレカスタンド
アクリルブロマイドスタンド
壁面収納などの、奥行きを取らない収納棚を使えば、サイズの小さな推し活グッズをたくさん並べたり、つるしたりといった方法で見せながら収納することが可能になります。
「推し棚」には推し活グッズ以外は一切置かず、推し活のためのスペースとその他の生活空間を分ける(ゾーニングする)ことで、お部屋全体としてはすっきりとした印象にすることが可能です。
スペパアップで推し活も一段とはかどりそうです。
高スぺパの推し活グッズ収納法③推し活グッズはコンパクトに持ち歩く
おでかけのお供に推し活グッズを持ち歩く際にも、やはりスペパをいかにアップできるかで快適さが違ってきます。
専用ケースをそのまま持ち出すのもありですが、スペパで効率アップを狙うには、一つでいくつもの機能を兼ねてくれる多機能アイテムを活用するのも一手です。
アクスタとぬいぐるみなどの種類の異なる推し活グッズ、あるいは日ごろ持ち歩くコスメや文房具などと一緒に推し活グッズを連れていくのにぴったりなのが、窓付き推し活ポーチです。
透明の内ポケットに収納することで、用途の異なる中身を分けたまま効率的に収納することができる、まさしくスペパばつぐんのアイテム!
コレクトブックなら、大切なチェキやトレカのコレクションを、一冊にたくさん収納できるため、これまた可愛らしい見た目ながら快適に省スペースで推し活グッズのコレクションを持ち歩くことが可能になります。
また、収納することにこだわらなくても、アクリルカラビナでまとめて、見せながら持ち歩くという方法もあります。
アクリルカラビナそのものが推し活グッズとして活用できますが、そのアクリルカラビナでさらにいくつものアクリルキーホルダーやラバーキーホルダーなどをまとめてバッグなどにつければ、さらに推し活コーデを華やかにすることができて喜ばれそうです。
まとめ
注目を集めている概念、スぺパについてお届けしました。
人々の消費活動に大きな影響をもたらしそうな概念をぜひ取り入れて、推し活業界においてもスぺパの高い商品企画をしてみてはいかがでしょうか。
スぺパよく収納してもらうことで、推し活グッズは実用アイテムとしても、大切なコレクションとしても、長く愛される商品になることでしょう。
トランスでは、ライブグッズ、キャラクターグッズをはじめとしたオリジナルグッズつくりをはじめ、プロモーションや販促キャンペーンなど、幅広い分野でお客様をサポートいたします。
ご要望に合わせたトータルなご提案が可能ですので、ぜひお気軽にお問合せください!
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ミコメ ナホ
思い起こせば「おかたづけ」というものが幼少期から苦手でした。
叱られるたびに、「好きなものはいつでも手に取れるところに置いておきたいんだ!」と大いばりしていたあの頃から大して変わっていませんが、スぺパ向上により少しは人として成長できたら幸いです。