デコレーションするグッズには何がある？代表例やトレンドである理由を解説！

2024.10.09

今、若者を中心に「デコレーション」が再びトレンドになっています。
平成初期に流行したデコ文化が、新たな形で再燃しているとも言えるでしょう。
本記事では、デコレーションするアイテムではなく、されるモノ（対象物）に着目！
定番のアイテムだけでなく、最近ではコスメ界隈にまで広がりを見せているデコ文化について、詳しく見ていきましょう。

様々な界隈に広がるデコカルチャー

日本や韓国の若い女性の間でデコ文化が広がりを見せており、推しのアイドルやキャラクターのグッズをデコることは、もはや当たり前の光景となりました。
しかし最近では、そういった定番のアイテムにとどまらず、さまざまなものがデコの対象となっています。
例えば、スマホケースやバッグはもちろんのこと、スニーカーやコスメなど意外性のあるアイテムまでもが対象となっているのです。
SNSでもこうしたデコレーションに関する投稿は多く、完成形だけでなくデコレーションの方法を投稿するなど盛り上がりをみせています。

なぜデコレーションがトレンドに？

デコレーションが人気を集めている理由の一つに、「Y2K」や「バレエコア」といったファッションの流行が挙げられます。
Y2K（Year 2000）ファッションとは2000年代前後に流行した海外セレブの派手目なスタイルやギャルファッション、バレエコアは「バレリーナ」を連想させるようなガーリースタイルのことです。
2000年前後はガラケーをデコることが流行っていたり、バレエコアはチュールやリボンなどで着飾るなど、これらの影響からデコレーションがトレンドになったと考えられます。

また、若い世代にある「自分のモノに個性を持たせたい」、「かわいくデコることで気分を上げたい」という欲求も大きな要因の一つと考えられます。
例えば、スマホケースは既製品の種類が多いですが、数に限界があるので、どうしても他人と被ってしまいます。
そこで、同じ種類でもデコレーションを施すことで、世界に一つだけの特別なものになるのです。
日常的に使用するアイテムがカワイイと、日々の生活もより楽しくなるのではないでしょうか。

デコレーションするモノの例

それでは、具体的にどのようなものがデコレーションの対象となっているのか、実例を挙げながら見ていきましょう。

トレカ・チェキケース

推し活の定番アイテムの一つ、トレカ（トレーディングカード）やチェキケース。
ステッカーやキラキラと輝くラインストーン、レジンなどを接着剤で付けるだけでなく、小さな造花やチャーム、毛糸などのデコレーションも流行の一つです。

最近では、あらかじめデコレーションできるスペースを残した状態で販売されているトレカ・チェキケースも登場しています。
デコることで、推しのためのケースが唯一無二のアイテムへと生まれ変わります。

ペンライト

ライブやコンサートで使用するペンライトのデコレーションも話題となっています。
特に、ドーム型のペンライトを開けて、中に推しにちなんだパーツを入れるのもトレンドです。
人気のパーツには、王冠や造花、クリア素材のものなどがあり、クリアパーツを使うと、ライトの色が反射してよりペンライトが可愛くなると話題です。

また、ペンライトの持ち手部分をリボンなどで飾ることもあります。
自身でオリジナルのデコレーションリボンを作成するファンも多く、異なる素材や大きさのリボンを重ねたり、アクリルスタンドの衣装に合わせたデザインのリボンを選んだりと、アレンジの幅が広がっています。

さらに、ファンに楽しんでもらえるよう、公式グッズとしてデコパーツが販売されているケースも増えています。
あらかじめデコりやすいシンプルな形のペンライトを販売し、別途デコパーツを提供するようなケースです。

スニーカー

最近では、スニーカーのデコレーションもトレンドの一つです。
デコレーションの方法は多岐にわたりますが、代表的なものにレース、ビーズ、チャームなどがあります。
例えば、レースを用いるとフェミニンでかわいらしい印象を与え、ビーズならキラキラとした輝きを足元に加えられます。
また、丸カンなどのチャームを取り付けることで、さらにかわいく仕上げることができ、こちらもSNSなどで話題となっています。

こうしたアイテムを組み合わせることで、世界に一つだけのスニーカーが誕生します。
スニーカーの側面にレースを縫い付けたり、ビーズで推しの名前を描いたり、チャームをアクセントにしたりと、アイデア次第で表現の幅は無限に広がります。

「シューズチャーム」を詳しく見る

コスメ

デコ文化は、今やコスメアイテムにも波及しています。
特に注目されているのが「リップバーム」のデコレーションで、海外でもチャームを付けるのが話題となっています。

リップバームの底に穴を開け、Cカンを通し、テグスで作ったビーズやチャームのデザインをそのCカンに取り付けるだけで、チャーム付きリップバームが完成します。
パッケージカラーや季節感を踏まえて、アレンジするとより楽しめます。

バッグ

90年代のファッションが再び脚光を浴びる中、「バッグデコ」も人気を博しています。
バッグにチャームやぬいぐるみのキーホルダー（ぬいキー）を付けて、自分だけのユニークなバッグに仕立てています。

また、女子高生の間で流行している「スクバデコ」は、スクールバッグを自分好みにデコレーションするものです。
キャラクターグッズやオリジナルのデコレーションを施し、周りと違うバッグに変身させています。

まとめ

本記事では、デコレーションされているモノについて詳しく解説してきました。
デコ文化はこれまでの定番アイテムにとどまらず、コスメなど意外な分野にまで広がりを見せています。
このトレンドは平成のデコ文化が再燃している側面もあるでしょう。

また、推し活グッズの中には、あえてデコレーションを想定したシンプルなデザインの商品も多く見られるようになりました。
デコレーションは、推しへの愛情表現だけでなく自己表現、そして毎日を楽しくする手段として、若い世代から支持を集めているのです。

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