昨今SNSで注目を集めているヌン茶・ヌン活。
ヌン茶は、紅茶やお菓子を嗜みながらおしゃべりを楽しむ、アフタヌーンティーの略語です。
“アフタヌーンティー活動”を意味する「ヌン活」は、2022年の流行語大賞にもノミネートされ、ネット上で話題を呼びました。
今回は、女性を中心に愛好者を増やしているヌン茶・ヌン活についてご紹介します。
推し活とヌン活の関係や、「おうちヌン活」の楽しみ方なども解説。
ヌン茶に必要なアイテムもピックアップしましたので、オリジナルグッズ・ノベルティの開発・マーケティング担当者様もぜひチェックしてみてください。
目次
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ヌン茶・ヌン活とは
ヌン茶=アフタヌーンティー、ヌン活=アフタヌーンティー活動
ヌン茶は、元々イギリス貴族の文化である「アフタヌーンティー」に由来し、“ぬんちゃ”と発音する方が多いようです。
アフタヌーンティーと言えば、3段のケーキスタンドにサンドイッチやスコーン、ケーキ、お菓子を乗せて紅茶と共にいただくのが一般的なスタイル。
午後3時ごろを中心に、昼食と夕食の間の時間帯で催されます。
ホテルのラウンジやティールーム、カフェなどに赴き、少しドレスアップして参加するのが基本です。
従来はマダムの嗜みといった印象でしたが、instagramをはじめとしたSNSでハッシュタグ「#ヌン茶」付きの投稿が増えるにつれZ世代を中心とした若者層にも浸透し、今日では“気軽に非日常感を楽しめる、ちょっぴり優雅なお茶会”として認知されています。
ヌン茶が注目され始めたタイミングは、
- 2017年ごろ(instagramブーム)
- 2020年ごろ(コロナ禍)
の大きく分けて2つ。
ヌン茶の様子を撮影した優雅でおしゃれな卓上写真はSNS投稿と相性が良く、“インスタ映え”が重視され始めた2017年ごろにハッシュタグ「#ヌン茶」も使われ始めたようです。
その後、コロナ禍においては「ディナーよりも手ごろな価格で楽しめる」「一度卓上にセットされれば、従業員と接するタイミングがほとんどない」「ひとりでも楽しめる」などの理由で再度注目を集め、現在においてもその人気が継続している状況です。
また、アフタヌーンティーが「ヌン茶」※1と呼ばれるようになる過程で、“ヌン茶しばく”、“ヌン茶キメる”などの表現も生まれ、アフタヌーンティーが以前よりもカジュアルに楽しめるものとして周知されたことも、ブーム化している理由と言えそうです。
なお、ヌン茶がアフタヌーンティーそのものを指すのに対して、ヌン活は「アフタヌーンティーを楽しみ、その様子をインスタ投稿する」ことまで含んでいるような印象があります(諸説あり)。
1 「ヌン茶」「ヌン活」のほかに、「アフヌン」という呼び方もあるようです。
ヌン茶・ヌン活の魅力
ヌン茶・ヌン活の魅力は、
- SNS映えする
- 非日常感を手軽に楽しめる
の大きく分けて2点。
ケーキスタンドやティーセット、色とりどりのお菓子が卓上に並ぶ様子は、写真映えする要素の宝庫。
どこを切り取ってもおしゃれ&優雅な写真に仕上がり、素敵なインスタ投稿となること間違いなしです。
また、ホテルのラウンジやティールーム、カフェなどで提供しているアフタヌーンティーは、ディナーに比べてリーズナブルな価格で利用可能。
それでいて、ちょっとしたパーティー向けの服装が似合うようなラグジュアリーさもあり、手軽に非日常感を楽しめる“ちょうどいい”アクティビティとして注目を集めています。
ヌン茶・ヌン活と推し活は相性抜群!
Instagramで「#ヌン茶」「#ヌン活」と検索すると、色とりどりのさまざまなヌン茶画像が見られます。
季節感や高級感、レトロカフェ風、和風など、それぞれのインスタ投稿に個性的なポイントがありますが、中でも目を引くのが“推し活×ヌン茶”の組み合わせ。
アフタヌーンティーのおしゃれな卓上セットに、推しのアクスタやぬいぐるみ、キーホルダー、チェキなどを加えることで、特別感たっぷりの推し活空間を表現した画像が多く見つかります。
お店の個性と推しの組み合わせで写真の雰囲気がガラッと変わることから、ホテルやカフェなどのアフタヌーンティーをいくつも渡り歩く推し活女子もいるようです。
また、推し活を意識したアフタヌーンティーを、お店側が提供している場合も。
“推し色”をふんだんに使った装飾や、「本人不在の誕生会」向けの特製プレートなど、推し活の文化を取り入れた特別仕様のアフタヌーンティーは、SNS映えするだけでなく、公演・イベント前の景気づけにもぴったりです。
仲間とゆっくり楽しめる「おうちヌン活」にも注目☆
ヌン茶・ヌン活と聞くと、ホテルのラウンジやティールーム、カフェをはじめとしたお店で催されるものをイメージされる方が多そうですが、自宅でまったりと楽しむ「おうちヌン活」も人気のようです。
お店のアフタヌーンティーは、おしゃれな空間やきちんとした服装で、ちょっとした“非日常感”を手軽に味わえるのが魅力。
一方おうちヌン活は、リラックスできるいつもの部屋で、自分好みの飾り付けやお菓子を思う存分楽しめます。
おうちヌン活なら、お店では躊躇してしまうような推し活グッズ満載の飾り付けも自由自在。
お菓子や軽食をそれぞれ持ち寄るなどして、仲間と一緒に自分たちだけのヌン活を作り上げる楽しみがあります。
また、時間制限がないので仲間と何時間も語り合えます。
ここからは、おうちヌン活を実際に試してみたイメージと、用意しておきたいグッズのラインナップをご紹介します。
推し活×ヌン活は、今ホットな組み合わせのひとつ。
キャラクターIPやアーティスト、スポーツチームなどのオリジナルグッズのアイデア集としてもお役立ていただければ幸いです。
”おうちヌン活”におすすめのグッズ:基本編
自宅でマイペースに楽しめるのが魅力の“おうちヌン活”ですが、ちょっとの工夫で手軽に「ヌン茶っぽさ」を演出できます。
ここでは、ヌン茶に欠かせない基本のグッズをご紹介します。
ケーキスタンド
これこそがヌン茶っぽさの要!
ケーキスタンドは、ヌン茶を象徴する超重要アイテムです。
3段になっているものが多く、下から上に向かって食べ進められるよう、下段に軽食、上段にお菓子の順に配置するのが基本のマナー。
ただし、1段型や2段型があったり、軽食なしでお菓子のみの場合もあったりと、旧来のマナーやルールに縛られないパターンも多く見られます。
特におうちヌン活は、自分好みの楽しみ方ができることも大きな魅力のひとつ。
皆の好物やお土産のお菓子をケーキスタンドに乗せて、オリジナルのスタイルで楽しんでみてください。
また、ケーキスタンドのデザインにはさまざまなものがあります。
支柱1本で支えるタイプ(左図)のほか、鳥かごのようなフレームが付いたタイプや、円を垂直に立てた内部に棚を配置したタイプなど、どれも写真映えするものばかりです。
ティーセット
ケーキスタンドと同じく、ヌン活に欠かせないティーセット。
基本のスタイルはティーカップ&ティーポットですが、ほかにもさまざまなスタイルがあります。
ティーカップ&ティーポット
最もオーソドックスで、きちんとしたスタイルです。
ティーポットからティーカップへと紅茶を注ぐ所作は、ゆったりと流れるくつろぎの時間を優雅に演出し、ヌン茶ならではの雰囲気を盛り立てます。
陶磁器製が定番ですが、左図のようなガラス製もモダンな魅力があります。
余談ですが、ティーカップ&ティーポットと併せて使うと、より本格的なヌン茶の雰囲気に近づくアイテムを軽くご紹介します。
- ティーマット・・・ティータイム向きのおしゃれなランチョンマット。
- ティーコージー(ティーコゼー)・・・ティーポットを保温するための布製カバー。
- ティーストレーナー・・・茶葉を入れて濾す、洋風の“茶濾し“。
- 砂時計・・・レトロな雰囲気が好きな方におすすめ。
- ティーナプキン・・・ペーパーナプキンを挟んで使う、ハンカチ大の布ナプキン。
マグカップ
カジュアルにヌン茶を楽しみたい方には、マグカップもおすすめ。
カップソーサーが不要なほか、ティーバッグを使えばティーポットもいりません。
食器棚のスペースが限られていて、たくさん食器を用意できない場合も、ティーカップさえあれば十分にヌン茶を満喫できます。
スナックセット
ケーキ皿とカップソーサーが合体♪
ケーキ皿の上にティーカップを乗せられる、1人用の食器セットです。
元々は、スポーツ観戦時に便利なティーセットとして、20世紀初頭のイギリスで誕生したと言われています。
手持ちもできる程よいサイズ感で、ちょっとしたお菓子と飲み物をコンパクトにまとめて置けるのが魅力的なポイント。
食器棚や卓上のスペースをすっきりと節約できます。
おうちヌン茶用にぴったりなのはもちろん、普段使い用の食器としても優秀です。
ティーフォーワン/ティーフォーツー
ティーフォーワン/ティーフォーツーは、ティーポットとティーカップを重ねて収納できるティーセットです。
食器棚の限られたスペースに収められるため、1人暮らしの方にもおすすめ。
また、ティーフォーワンの場合は1人につき1セットのため、友人同士で別々の紅茶を飲みたい場合などにも各自の好みに合わせやすい利点があります。
ティーフォーワン/ティーフォーツーは、ティーカップ&ティーポットのきちんと感と、カジュアルな使い勝手の良さを兼ね備えた良いとこどりのティーセットと言えるのではないでしょうか。
取り皿
アフタヌーンティーの正式なマナーにおいて、ケーキスタンド上の食べ物を直接口に運ぶのはNG。
必ず取り皿を経由させてから食べるものとされています。
取り皿は、ヌン茶の食器の中でも比較的大きめのサイズのため、卓上の雰囲気を左右する重要な役割を担っています。
カップとお揃いの柄の取り皿を用意したり、食器同士の色味を合わせたりすると卓上に統一感が生まれ、さらに映える卓上コーディネートを目指せそうです。
シャンパングラス
近年のヌン茶では、卓上にシャンパングラスを用意する場合が多いようです。
カラフルな色合いのお酒やソフトドリンクを入れることで、ポップで今っぽい雰囲気を手軽にプラスできます。
特に推し活+ヌン茶の組み合わせでは、“推し色ドリンク”は必須。
ゴールドのシャンパンなどを注げば、ラグジュアリーな表現も思いのままです。
”おうちヌン活”におすすめのグッズ:推し活グッズ編
アクスタや推しぬい、チェキ・トレカなどの推し活グッズを追加することで、「推し活仕様のおうちヌン茶」が完成します。
特に細かいルールなどはなく、お好みの推し活グッズを組み合わせるだけでOK。
推し活グッズをとにかくたくさん並べる祭壇スタイルにしたり、アフタヌーンティー本来のおしゃれさを大切にしながらアクスタ・チェキだけを控えめに添えたりと、推し活ヌン茶の楽しみ方は十人十色です。
ただし、食べ物や飲み物、食器などの色味の統一感は意識したいところ。
全体的な色味を推し色に寄せることで、写真に写した時のまとまり感に違いが出てきます。
まとめ
紅茶やお菓子とともにおしゃべりを楽しむ昼下がりのお茶会、ヌン茶・ヌン活をご紹介しました。
ホテルのラウンジでちょっぴりおめかしして参加するアフタヌーンティーは、非日常感を手軽に味わえることから、女性を中心に注目を集めています。
instagramをはじめとするSNSでは、「#ヌン茶」「#ヌン活」といったハッシュタグ付きの投稿が多く見られ、おしゃれで可愛い写真の数々は眺めているだけでハッピーな気持ちになれそうです。
また、仲間と一緒に自宅でゆっくりと楽しめるおうちヌン活も人気のようです。
ティーセットに推し活グッズを加えるだけで、推し仕様の特別なくつろぎ空間が完成。
仲間とのヲタク談義にも、ますます花が咲くこと請け合いです。
弊社トランスでは、アクリルグッズ、ぬいぐるみ、ポーチをはじめ、さまざまな種類のオリジナルグッズ・ノベルティを企画・製作可能です。
また、ヌン茶に必要な陶器・ガラス・プラスチック製の食器類に関しましても、オリジナル型からキャラクタープリントまで幅広く対応いたします。
昨今注目を集めている“推し活”に関しましては、常に最新の情報をキャッチアップする体制を整えており、「これから流行りそうな推し活グッズを知りたい」「国内でいち早く最新トレンドを取り入れたい」といった企業様のニーズにも的確にお応えします。
ご予算・ご希望に応じて、柔軟な提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。