思いもかけないときに襲ってくる災害。いつ起こるかわからない非常時のために、あれもこれも備えておかなくては…と、身構える必要はありません。今時の防災は、普段から使い慣れているものを、いつでも持ち出して使えるように準備しておくこと。楽しく、使いやすく、お気に入りの普段使いのアイテムを用いた、自分だけの防災セットを用意しておきましょう!
目次
災害大国日本における防災の基本
地震、カミナリ、火事、親父…などと言われていたのは今や昔。近年の災害はその種類も、規模も、発生件数も増加する傾向(国土交通省白書2020年度版)にあります。地震、火事、大雨・台風、津波、そして土砂災害など、あらゆることが起こり得る世界で、私たちは自らの身を守り、周りの人たちと助け合いながら生き延びなくてはなりません。
しばしば災害大国とも呼ばれる日本において、基本となる防災対策をもう一度確認しておきましょう。
環境への対策
・耐震・免振対策
具体的には、家具の固定や、室内レイアウトの見直しをしましょう。
倒れてきた家具の下敷きになるのを防いだり、割れたガラスの飛散を防いだりといった対策は、ホームセンターなどで道具をそろえれば手軽に行うことができます。被害を少しでも小さくするために、自分でできる有効な対策です。
・レイアウトの見直し
また、本棚やタンスなどの家具の位置も、いざというときに身体に危険が及ばないよう、配置を見直しましょう。倒れてきた家具の下敷きになるのを防いだり、ドアや通路が塞がれて閉じ込められたりすることのないよう、配置を考え直すことが大切です。
避難場所・経路の確認、共有
・避難経路、避難場所の確認
ふだんよくいる場所で「もしものことが起こった場合どうするか」を、きちんと把握しておきましょう。
各自治体が、災害対策としてハザードマップを整備しています。日頃から確認し、いざというときの避難場所や、避難経路は頭に入れておくと安心です。
いつ起こるかわからないのが災害。同じ家に住んでいても、発生時には職場や学校など、ばらばらな場所にいることもある家族とも、こうした情報を共有しておくことが大切です。
防災グッズの準備
防災グッズといえば、さまざまなものが思い浮かびますが、どんなものであれ手の届くところに用意しておき、すぐに使えることが大事です。
いざ必要となったときに、奥の方にあってすぐに手に取れない、古くなっていて使えない、使い方がわからない!といった状況を防ぐためにも、準備だけしてしまい込むのではなく、日ごろから楽しく使っていくことが、非常時への備えになります。
使いながら手近に備えておくローリングストックの必要性
普段から少し多めに食材や加工品をストックしておき、日常生活の中でそれらを消費しながら新しいものに入れ替えていくのが「ローリングストック」。食品の備蓄方法としてよく使われる言葉ですが、食品以外にも有効な防災対策になります。緊急時にも、食べ慣れた、使い慣れたものがあれば心身ともに安心できるので、防災グッズにはぜひローリングストックを取り入れましょう。
食料・飲料のローリングストック
災害時には、家族一人につき3日分の食料・飲料があると安心と言われています。
いざというときに持ち出すために何かに詰め込んで大切にしまっておくのではなく、日ごろの食卓で使いながら備えていくのがおすすめです。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000115324.html
レトルト食品や缶詰、日持ちのする乾物などをストック食材として、そこに生鮮食品をプラスしたアレンジレシピや、ロングセラーお菓子の長期保存タイプなどを活用し、普段からおいしさを満喫しながらローリングストックを楽しみましょう。
災害時には、ガスや電気、水道といったライフラインが止まり、調理が難しいこともままあります。食材とともにカセットコンロやボンベもセットで用意しておくと尚良いですね。持ち運ぶのは大変なので、食材のそばに合わせて置いておき、時にはおうちでキャンプごっこなどに使いながらローリングストックします。普段から使うことで使い方にも慣れておけますし、いざというときに燃料が足りなくて使えない!壊れていて動かない!という状況を防ぐことができます。自宅でしばらくストック食材で過ごさねばならない場合でも安心です。
非常持ち出し袋のローリングストック
「非常持ち出し袋」を用意されている方も多いかもしれませんが、中身をきちんと確認したことはありますか?
ブランケット、ヘルメット、防災頭巾、レインウェアなどの大きなものとともに、こまごまとしたものがセットされ、大きなリュックなどに入っているタイプがよく見受けられますが、いざという時にこれをまるごと持ち出せるかというと、不安になってしまうかもしれません。
食品以外も、普段から使っているお気に入りを、ローリングストックしておくことをおすすめします。
衛生グッズ、薬類、貴重品、バッテリー関連など、カテゴリごとにお気に入りをセレクトして日ごろから使いながら、いざという時にはすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
災害は、予想もしないときにやってきます。
入念に準備しておいても、いざという時には使えなかった、役に立たなかった、という事態にならないよう、お気に入りをセレクトして普段から使い、更新していくことが、令和の防災対策には大切です。
目的別 マイ防災セット用ポーチ、ケース、バッグ例
お気に入りをセレクトしたら、日ごろからガンガン使うために使い勝手の良いポーチやケース、バッグにまとめて、マイ防災セットの完成です。
ベッドルームに!停電対策セット
懐中電灯や簡易ラジオ、簡易スリッパ等は同じ場所にまとめ、就寝する場所から手に届くところにおいておくと安心なセットです。サイズが小さくても広範囲を照らせる懐中電灯や、電池がなくても手動で動く簡易ラジオは急な停電時にもすぐに役に立ちますし、簡易スリッパがあれば裸足よりはけがを防ぐことができます。
保険証・お薬手帳とまとめて!貴重品セット
キャッシュレスがすっかり浸透していますが、災害時には使用ができなくなることも。多少の現金は、あった方が安心です。健康保険証やお薬手帳といった貴重品と合わせてまとめておけば、とっさの時にも役に立つ防災セットになります。
充電が命綱になることも!バッテリーセット
今やメールや電話、ネットだけでなく、お財布代わりにもなり、各種アプリのおかげでありとあらゆる場面で必要不可欠な現代人の命綱、スマホ。日頃から充電切れに備えてモバイルバッテリーを持ち歩いている方も多いのではないでしょうか。ライフラインが破壊されてしまうような大災害時において、安否を知らせたり、また必要な情報を得たりするのにも、充電切れは避けたいところ。モバイルバッテリーはもちろん、太陽光で発電できるソーラーチャージャーなどの便利グッズ、乾電池といったバッテリー関連をひとまとめにしておくといいでしょう。
救急用品、サニタリーグッズセット
新型コロナウィルス感染症の世界的な蔓延以降、衛生に対する概念も一段と厳しくなりました。傷口を洗うための消毒薬とは異なる、手指消毒用のアルコールやマスクがこれほど日常生活に浸透してしまった現在は、やはり救急セットにも入れておく必要があります。手指消毒アルコールはウエットティッシュタイプにすれば、かさばらずほかの用途にも使えるので便利ですね。その他ばんそうこうや常備薬、サニタリーグッズやおむつなどを必要に応じてセットしておけば、急場をしのぐための衛生セットの完成です。
その他
いざというあると便利!というものは、使用頻度が少ない分、日ごろから使いまくるのは難しいですね。普段使いのポーチやバッグにしのばせてもかさばらずに持ち歩けるものや、キーホルダーのように付けられるタイプを活用するのがコツです。
オリジナルグッズに「防災セット」はいかが
普段から持ち歩いて活用してもらえるような、使い勝手の良い防災セットを、オリジナルグッズとして活用するのもよいアイデアです。
名入れも可能な以下のセットなら、すぐにオリジナルの防災セットが完成します。
防災緊急7点セットボトルタイプ
LED防災ライト、乾電池、マスクのほか圧縮タオル、ホイッスル、ウォーターバッグがボトルに入った防災緊急7点セットです。防災ガイドもついているので、事前に必要な情報を書き込んで、自分だけの防災セットとして活用することができます。寝室やオフィスに備えておくと安心です。
防災緊急6点セット 巾着タイプ ナチュラル
「生活の中で災害に備える」をコンセプトに開発された防災セットです。机の横にかけたり、通勤通学のカバンや普段使いのバッグにいれておくことで非常時にも役立つよう、必要なものをコンパクトにまとめました。
ナチュラルな巾着は名入れをすることでオリジナリティを発揮。巾着なのでかさばらず、普段から持ち歩いて活用してもらえるオリジナルグッズとしておすすめです。
防災衛生6点セット
半透明のEVA樹脂ポーチに、衛生セットがコンパクトに収まった衛生用品6点セットです。「簡易トイレ」が入っているので、子連れでのおでかけやレジャーシーン、車などにおいて活用してもらうオリジナルグッズとして展開できそうですね。
SUGUBO防災クッション
ふわふわのマイクロビーズクッションの中には、すぐに使える防災セットが入っています。ふだんはオフィスや寝室などでクッションや枕として使い、災害時には収納していたショルダー紐をかけて非難することができる、便利かつ安心な、頼れるアイテムです。
まとめ
新年度の始まりとともに見直したい防災対策。普段から気軽に使えるもの、使い勝手の良いお気に入りを活用して、もしもの時にも冷静に行動したいですね。名入れも可能なオリジナルの防災セットは、販売品としてはもちろん、ノベルティ、記念品、店舗備品としても喜ばれること請け合いです。
モノづくりのトランスでは、防災セットはもちろん、ターゲットや目的に合わせたオリジナルグッズの開発・製作、セールスプロモーション施策の新たなアイデアを具現化するお手伝いをしています。ぜひ、お気軽にご相談ください。