年に一度のゲームの祭典、「東京ゲームショウ2023」の会場に視察にいってきました。
ゲームメーカーをはじめ、機器やソフトウェア、ゲーム家具など、ゲームにまつわるさまざまな企業が集まる東京ゲームショウの、今年の様子をレポートしていきます。
グッズ製作会社として、会場で配布されていたノベルティについても紹介していきます。
目次
東京ゲームショウ2023開催概要
開催概要
- 日時
- 2023年9月21日(木)~9月24日(日)
- ビジネスデイ
- 9月21日(木)~22日(金)10:00~17:00
- 一般公開日
- 9月23日(土)~24日(日)10:00~17:00
- 会場
- 幕張メッセ
4年ぶりに幕張メッセの全11ホールを使っての開催となった今年は、過去最多の出展数は787社。
うち海外企業の出展は400社を超えたと発表がありました。
4日間の総来場者は24万3238人。
リアル会場以外にも、オンライン配信やVR会場などが展開されました。
【TGS2023】注目ゲーム・新作ゲーム
まずは、出展していた注目の人気ゲーム・新作ゲームをピックアップしてご紹介します。
バンダイナムコエンターテインメント:鉄拳8
2024年1月26日発売の格闘ゲームシリーズの最新作「鉄拳8」は、前作から8年ぶりのリリース。
一般公開日にはステージイベントとして、ストリーマー・SPYGEAさん、ゲーム実況者・あっさりしょこさんをゲストに迎え、新要素が追加されたという今作の体験プレイを披露。
また、作品に登場するキャラクターである「パンダ」の等身大立像と、風間仁、風間準、リン・シャオユウのコスプレイヤーがブースに華を添え、多くの来場客が撮影を楽しんでいました。
セガ:龍が如く7外伝 名を消した男/龍が如く8
「龍が如く」シリーズの新作「龍が如く7外伝 名を消した男」(2023年11月9日発売)の体験版が展示。
さらに2024年1月26日発売と発表された新作「龍が如く8」の体験版がサプライズ出展。
また、「ソニック」や「ペルソナ」などの人気シリーズの展示や、ステージイベントなど、セガの大きなブースには多くの来場客が集まり、試遊やステージイベントを楽しんでいました。
SQUARE ENIX:FINAL FANTASY VII REBIRTH
“FF”と呼ばれ親しまれる大人気シリーズ、FINAL FANTASY(ファイナルファンタジー)。
1997年に発売された「ファイナルファンタジーVII」をリメイクした作品、「ファイナルファンタジーVII リメイク」(PS4)の続編として、プレイステーション5から2024年2月29日に発売される「ファイナルファンタジーVII リバース」。
主要な敵対キャラクター「セフィロス」との共闘、ハイスペックなオープンワールドでのプレイが期待されるなど、謎と注目ポイントの多い作品となっているようです。
会場では新作の「FF VII リバース」を試遊することができ、多くの来場客が列をつくっていました。
SQUARE ENIXのブースでは、FFシリーズ作中に登場するバイクや、「ドラゴンクエスト」シリーズに登場するキャラクターのパネルなどが展示されていました。
KURO GAME:鳴潮(Wuthering Waves)
中国のゲーム制作会社 KURO GAMEから展開される予定の注目タイトル「鳴潮」。
2022年の情報解禁以来、正式リリース日は不明。
激しい戦闘が魅力のRPGで、ブースではボスバトルの試遊体験を展開していました。
昨年のTGS2022でも試遊が可能だったということで、プレイヤーはリリースを心待ちにしているようです。
会場には作中登場キャラクターの大きな模型と、コスプレイヤーモデル、さらに同社が配信中の人気スマートフォンゲーム「パニシング:グレイレイブン」に登場するバイク型のマシンが展示。
迫力のあるブースとなっていました。
HOYOVERSE:ゼンレスゾーンゼロ
HOYOVERSEは、大人気ゲーム「原神」と、2023年4月26日にリリースの「崩壊:スターレイル」を制作する中国のゲーム制作会社です。
ブースには、「崩壊:スターレイル」のキャラクター・パムが遊びに来ていたり、原神の世界観が再現されていたりと、こだわりの設定がみられました。
また、多くの来場者が注目したのは、新作「ゼンレスゾーンゼロ」。
謎の超自然災害の起きた近未来の世界を舞台に、スピード感のあるアクションを繰り広げる都市ファンタジーアクションRPGです。
事前登録は始まっているが、リリース日は未定で、リリースを待つプレイヤーたちが試遊体験に列をつくっていました。
他にも、プロのeスポーツチームで活躍する選手が登壇し、新作ゲームをプレイするイベントや、人気ゲーム配信者がプレイ映像を生配信するなどのイベントも行われるブースもありました。
【TGS2023】注目の“ゲーム制作以外”の企業・サービス
ゲームにまつわるサービス・製品を提供している企業のブースも多数出展。
ピックアップしてご紹介します。
ニトリ:ゲーマーズルーム
家具メーカーのニトリは、ゲーマー向けインテリアコーディネートを展示。
白を基調として、ふわふわのクッションや推しのグッズを飾れる棚などを取り付けた、女性ゲーマー向けの部屋や、黒とライムグリーンを基調としたハイテク感のあるカッコイイ部屋など、幅広いターゲット層に向けた「ゲーマーズルーム」が展示されていました。
ゲーミングチェアやデスク、小物類までニトリのタグが付いており、すべて店舗やECで購入可能ということをアピール。
リブランマインド:ゲーミングマンション
高い防音性と高速ネット回線を備えた、ゲーマー向け賃貸マンション「MUSISION+」。
もともとミュージシャンが楽器を演奏できる防音性を備えたマンション「ミュージション」を展開していた同社が、ゲーマーやゲーム配信者向けに展開している部屋です。
2023年に世田谷区に竣工予定ですが、2022年に第一弾として浅草に建てられた際は、あっという間に満室になったとのこと。
CLUSTER:メタバースプラットフォーム
クラスターは、国内最大級のメタバースプラットフォームを展開。
バーチャル空間でライブやイベント、ゲームをプレイしたりできます。
VR体験やさまざまなゲストを招いたイベント、国内自動車メーカーと提携し作り上げたゲームの試遊や、今後のメタバースプラットフォームの展望について語るトークセッションなど、ひときわ目立つ大きなブースはコンテンツがもりだくさんでした。
【TGS2023】会場でゲットしたノベルティ
グッズ製作会社として、会場で配布されていたノベルティは見逃せません。
- ステッカー
- クリアファイル
- うちわ
- ショッパー
キャラクターのビジュアルがきれいに印刷できるクリアファイルやステッカー、会場でのアピールになるうちわやショッパーなどが数多く配布されていました。
“ゲームの展示会”で十分な効果を発揮するアイテムです。
コミック
新作ゲームのストーリーを漫画にした“ストーリーダイジェストコミックス”。
未プレイ・新規ユーザーにゲームに興味を持ってもらうことができる、ゲームショウにぴったりのノベルティと言えます。
ミニポーチ
最新ハイスペックPCを展示していたブースでもらったミニポーチ。
PC回りのUSBコードやクリーナークロスなどが収納できそう。
ハンディファン
VR体験をするともらえるノベルティ。
エナジードリンクかハンディファンのどちらかがもらえるということだったので、形に残るものをもらいました。
パイナップルケーキ
AIを使ったSaaSプロダクトを提供する、台湾発の会社が配布していたのはパイナップルケーキ。
「台湾名物のお菓子だから」ということのようですが、強く印象に残った体験でした。
NFT
ゲームショウらしいハイテクノベルティ。
NFTコンテンツをコレクションできるアプリをDLして、QRコードを読み込むと、NFTメダルがもらえました。
他にも、ゲームの試遊体験をするともらえるノベルティなども多数ありました。
“そのゲームにちなんだ”アイテムやデザインなどは、ゲームというエンタテインメント作品を生み出す会社として、魅力的なノベルティになるでしょう。
NFTノベルティなどの登場を考えると、ゲーム内に登場したアイテムや、ゲームキャラクターが使用していたアイテムがもらえる、などの特典も現れそうです。
日本ゲーム大賞2023
日本ゲーム大賞2023は、2022年4月1日~2023年3月1日までに発売された、優秀なゲーム作品に授与される賞です。
東京ゲームショウのメインステージにて授賞式が行われました。
日本ゲーム大賞:年間作品部門
- 大賞 モンスターハンターライズ:サンブレイク(カプコン)
- ベストセールス賞ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモン)
- 経済産業大臣賞ファミリーコンピュータ
- ゲームデザイナーズ大賞RPGタイム!~ライトの伝説~(デスクワークス)
優秀賞
- 『クライシス コア -ファイナルファンタジー・- リユニオン』(スクウェア・エニックス)
- 『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』(ソニー・インテラクティブエンタテインメント)
- 『スプラトゥーン3』(任天堂)
- 『ゼノブレイド3』(任天堂)
- 『ソニックフロンティア』(セガ)
- 『地球防衛軍6』(ディースリー・パブリッシャー)
- 『バイオハザード RE:4』(カプコン)
- 『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』(スクウェア・エニックス)
- 『ホグワーツ・レガシー』(ワーナー・ブラザーズ ゲームズ)
- 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(ポケモン)
大賞は『モンスターハンターライズ:サンブレイク』。
2021年に大賞を受賞「モンスターハンターライズ」の課金拡張版として発売された今作が、続けて大賞を受賞しました。
ベストセールス賞の「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」は、新ポケモンを追加した完全新作。
2022年11月18日の発売からわずか3日で世界累計販売本数1000万本を突破しています。
経済産業大臣賞を受賞した「ファミリーコンピュータ」は、“ファミコン”の愛称で親しまれ、今年で発売40周年となります。
ゲーム業界の発展の礎、ゲーム文化を気付き上げた功労が称えられました。
まとめ:東京ゲームショウ2023
コロナ禍ではオンライン会場のみの開催や、リアル会場の規模を縮小しての開催など、制限がかかった中での開催だった東京ゲームショウ。
今年は久しぶりの大規模開催、出展数も過去最大となり、eスポーツ市場や、ゲーム実況の配信がさらなる盛り上がりを見せる昨今、ゲストとしてeスポーツ選手や配信者も来場し、盛り上がりを見せていました。
人気シリーズの続編や、人気作品の制作会社から出る新作など、期待できる新作も多数展示されていました。
筆者としては、2021年発売の「モンスターハンターライズ」をプレイしたときに「今のゲームのグラフィック、こんなに綺麗なのか…」と驚いているくらいゲームに触れていませんでした。
今回、会場で圧倒的に美しいゲームグラフィックや、高速のアクション、個性豊かなキャラクターを目の当たりにして、技術の進化や、多くの人がハマる理由が少しわかったような気がしました。
今回は新作ゲームの紹介が行われた展示会ということで、さまざまなノベルティやイベント企画がみられました 。
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セウヘイ
株式会社トランス社員。ゲームは好き。プレイスタイルは脳筋特攻パワー型。