【体験レポート】渋谷SAUNAS(サウナス)に行ってみた|サウナブームの概要も解説
【体験レポート】渋谷SAUNAS(サウナス)に行ってみた|サウナブームの概要も解説

2022年にオープンしたばかりのサウナ専門店、「渋谷SAUNAS(サウナス)」に行ってきました。
昨今のサウナブームの火付け役と言われるマンガ・ドラマ作品、「サ道」のタナカカツキ氏がプロデュースしたことでも大きな話題となっている同施設。サウナーたちの夢を詰め込み、理想のサウナを目指したという「渋谷SAUNAS(サウナス)」は如何ほどのものか、じっくりと体験してきたのでレポートさせていただきます。
サウナブームの概要についても解説しましたので、ご参考にぜひチェックしてみてください。

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サウナブームについて押さえておきたいポイント

2019年頃から今日まで続いているサウナブーム。もはや新たなレジャースポットとして定着の兆しもあるサウナですが、ここでは今回のサウナブームをより深く知るために押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。

現在のサウナブームは第3次

第1次サウナブームは、1964年の東京オリンピックがきっかけで起こりました。サウナの発祥国、フィンランドの選手団に合わせて選手村へと設置されたことがマスコミに報道され、銭湯やホテル、スポーツ施設などへの設置が進んだそうです。
その後、第1次ブームはあっという間に終わってしまいましたが、サウナの存在は日本中に広まりました。

第2次サウナブームは、人々の健康志向が上昇した1990年代に発生。当時はスーパー銭湯や健康ランドなどの温浴施設が流行しており、そこに併設されているサウナにも自然と注目が集まりました。サウナがダイエットや健康に良いとされる情報も、ブームの後押しとなったようです。
現在ではよく見かける、温浴施設+食事処・マッサージ施設などの組み合わせも、この時代に作られた施設の作りがベースになっていると言われています。

現在も続く第3次サウナブームは、インフルエンサーによるSNSへの投稿や、テレビドラマからの影響などもあり、2019年頃から本格化しました。サ活(サウナ活動)、サ旅(サウナ施設を巡る旅行)、「整う(ととのう)」などの流行語も生まれ、よりカジュアルなイメージが広まったことも印象的です。
また、今回のブームでは、キャンプサウナやモバイルサウナ、ロウリュ、アウフグースなどなど、多種多様なサウナの在り方・楽しみ方が提案されており、老若男女を問わず幅広い層の“サウナー”人口を拡大しています。
空前のサウナブームと言われて久しい今日ですが、心も体も手軽にリフレッシュできるサウナは私たちが生きるストレス社会と相性が良く、この先もしばらく需要が減ることはなさそうです

ドラマ「サ道」が第3次ブームの火付け役

ドラマ「サ道」が第3次ブームの火付け役

引用:https://www.tv-tokyo.co.jp/sa_una37/intro/

第3次サウナブームが本格的に始まったきっかけは、ドラマ「サ道」の放映からと言われています。サ道はタナカカツキ氏の漫画を原作としており、「整う(ととのう)」というサウナー用語を広めたのもこの作品です。
ドラマ以前にもSNSを使ったサウナー同士の交流や、日本最大のサウナ施設検索サイト「サウナイキタイ」のオープンなど、ブームの布石となるような活動・出来事はありました。そこにサウナの魅力を分かりやすく伝えるドラマ「サ道」が放映され、人々の関心を一気に惹きつけたことでブームへと成長したのではないでしょうか。
「整う(ととのう)」感覚がどのようなものか体感するために、お試しでサウナに行ってみたら、すっかりハマってしまったという方も多そうです。

「おじさんっぽい」から健康的なイメージに

以前は「むさ苦しい」「おじさんっぽい」などのイメージを持たれがちだったサウナも、現在は老若男女がリフレッシュできる場としてポジティブな印象を持たれることが多いようです。
人気の芸能人がサウナ好きを公言するなど、メディアでの取り上げられ方も大きく変化しており、“スタイリッシュで健康的なレジャースポット”という新たなサウナのイメージはもはや一般化しています。

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“サウナ女子”が増加

“サウナ女子”が増加

女性芸能人やインフルエンサーがサウナ好きを公言することで、従来男性っぽいイメージを持たれがちだったサウナは、女性も気兼ねなく利用できる場所に変わりました。その結果、健康・美容・レジャーなどの目的でサウナをポジティブに楽しむ“サウナ女子”が増加。温度が控えめのスチーム・ミストサウナだけでなく、より高温を楽しめるサウナを設置するなど、女性のさまざまなニーズに応える施設が登場しています。また、「レディースデー」の割引を導入するなど、多くの店舗では何度もサウナ女子に足を運んでもらえる工夫をしているようです。

若年層のクローズドなカルチャーと相性が良い

Z世代を中心とした若年層は、価値観や考え方が似た仲間内でのんびりと楽しむ“クローズド”なカルチャーに注目しているようです。
クラブやフェスなど、多くの人々が集まりエキサイティングな “オープンカルチャー”はもちろん人気ですが、一方でサウナやスナック、バーなどのクローズドな空間は刺激が少なく、落ち着いた時間を過ごせるのが特徴。SNSやインターネットを通じて、人や情報にいつでもアクセスできる環境に慣れ親しんだデジタルネイティブ世代の若者は、よりアナログで、直に人と人の繋がりを感じられるクローズドカルチャーに魅力を感じているのかも知れません。

また、レトロブームによって掘り起こされた”昭和っぽいもの”が、利便性や洗練性といった点で現代版にアップデートされ、新たな価値を提供しているととらえることも可能です。
次章でご紹介する「渋谷SAUNS(サウナス)」は、まさに最先端のサウナ施設。ゆったりとくつろげるサウナならではの良さはしっかりと残しながらも、令和の時代にふさわしいシステムの導入や空間作りで、サウナ体験をワンランクアップさせてくれます。
サウナブームの現在と未来を知る上で外せない「渋谷SAUNAS(サウナス)」のミニレポート、ぜひチェックしてみてください。

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【体験レポート】新感覚のサウナ施設、渋谷SAUNAS(サウナス)に行ってみた!

2022年12月にオープンしたばかりの「渋谷SAUNAS(サウナス)」に行って、体験してきました。
現在まで続くサウナブームを象徴するようなこの施設は、快適な時間を過ごせるよう配慮されたシステム・設備、トレンドを反映した内装・備品など、見どころが満載。最先端のサウナ施設が目指す雰囲気を少しでもお伝えできるよう、レポートさせていただきます。

「渋谷SAUNAS(サウナス)」とは

「サ道」のタナカカツキ氏が総合プロデュースを担当した、サウナ専門店

「渋谷SAUNAS(サウナス)」とは

“サ“のマークが目印の「渋谷SAUNAS(サウナス)」は、渋谷・桜丘町にあるサウナ専門の3階建てビルです。
総合プロデュースは、サウナブームのきっかけとも言われるマンガ・ドラマ作品「サ道」の原作者、タナカカツキ氏が担当。「真に理想的なサウナ」の完成を目指して2020年にプロジェクトが発足、2022年12月にオープンしました。

元々は日本初のフィンランド式サウナ「スカンジナビアクラブ」があった渋谷ですがが、ここしばらくはサウナ不毛の地と呼ばれるような状況が続いていました。そこで、タナカ氏を中心にサウナ好きのメンバーが集い、クラウドファンディングなども駆使しながら、渋谷に再びサウナを作ることに成功。サウナーたちの夢が詰まった極上の「整い」スポットは、各方面から注目を集めています

8種類9つのサウナ室

8種類9つのサウナ室を用意

引用:https://saunas-saunas.com/floormap

アウフグースに適した部屋や、ヴィヒタを楽しむための部屋、オートロウリュ付き、ウィスキングサービス付き、本格的なサウンドシステムを搭載した部屋など、個性的な特色を持つサウナ室を、なんと8種類9つも用意。さまざまなサウナを巡る楽しさは、まるでテーマパークのような感覚です。

8種類9つのサウナ室を用意

館内は西側(WOODS)と東側(LAMPI)に分かれており、偶数日・奇数日で女性と男性が入れ替わる仕組み。そのため、全てのサウナ室を楽しむためには、少なくとも2回足を運ぶ必要があります。(ちなみに、私が行った日は西側(WOODS)でした。どの部屋にもはっきりとした個性があるため、時間いっぱい居ても全く飽きず、1時間くらい延長したくなりました。特に気に入って何度も入浴した部屋は、明るく広々としたTUULI SAUNAと、ヴィヒタの香りで森林浴気分が味わえるVHITA SAUNA。次回は東側(LAMPI)の日に遊びに行こうと思います)

水風呂は、頭までしっかりと浸かれる深めのタイプと、ゆったりと体を伸ばせるタイプの2種類を完備。サウナで熱く火照った体を、気持ちよくクールダウンできます。

本格的なレストラン

SAUNAS(サウナス)の魅力は、バラエティ豊かなサウナだけに留まりません。入浴後の胃袋を美味しい料理で満たしてくれるレストランを用意しています。

レストランや会議室も併設

引用:https://saunas-saunas.com/floormap

レストランのメニューは、世界的な評価を受ける有名料理店「精進料理 醍醐」が監修。しっかり食べたい時にぴったりのカレーやラーメン、ブッダボウルのほか、クラフトコーラやクラフトオロポなどの特製ドリンクを用意しています。単体の料理店並みのハイクオリティなメニューを、サウナ施設から出ることなく堪能できるのが嬉しいポイント。ビーガンの方も飲食可能な、カジュアルビーガン仕様です。

レストランや会議室も併設

本格的な味わいのメニューの一部は、テイクアウトでも利用可能です。

ワークスペース/会議室も完備

ワークスペース/会議室も完備

引用:https://saunas-saunas.com/floormap

おしゃれなカフェを思わせるワークスペースは、仕事や勉強にぴったり。窓の外には緑の草木が広がり、ふと目を向ければ心に安らぎを与えてくれそうです。サウナで心も体も整った後なら、普段よりもさらに仕事や勉強が捗るのではないでしょうか。

ワークスペース/会議室も完備

引用:https://saunas-saunas.com/floormap

さらに、広々とした会議室を2室用意。完全個室タイプなので、商談やミーティングに安心して活用できます。

体験してみて気づいたポイント

全身で感じられる「整のい(ととのい)」空間へのこだわり

まず、館内のいたるところに植物と木が使われており、温もり感のある空間にほっとします。暖色系に統一された明かりが館内を優しく照らし、心落ち着くムードを演出。場所によっては間接照明などを巧みに取り入れ、おしゃれで特別感のある空間でありながら、ずっとそこにいたいと思わせる心地よさを表現していると感じました。
3Fの、さまざまなサウナ室にアクセスできる広場は吹き抜け構造。その日の空模様を楽しみながら、さわやかな外気でリフレッシュできます。また、各所に設置されたスピーカーからはくつろぎの空間に馴染むBGMが絶えず流され、座って目を閉じているだけで癒されました。

考え抜かれたシステム

入場時にリストバンドを渡され、館内では常にこれを身に着けます。
このリストバンドをセンサーにかざすだけで、入退場やロッカーの開閉が可能。さらに、ドリンクやお食事の会計、延長料金の精算なども行える優れものです。バッグから財布や鍵を探す手間が必要なく、1つ1つの動作がスムーズになるため、時間を節約しながら快適に過ごせます。利用方法が直感的で分かりやすいため、初めての入場でもすぐに使いこなせました。

渋谷SAUNAS(サウナス)の基本設定時間は2時間。今回は1人で入場しましたが、サウナ巡りを満喫した後に、食事やリラックスタイムも楽しめる絶妙な時間設定だと感じました。とはいえ、「今日は長めに楽しみたい」「ワークスペースでもう少し仕事をしていきたい」「仲間ともっと話したい」など、状況によっては2時間で足りないこともあるはず。そんな時は、1時間・2時間・3時間・フリーから選んで延長できるため、焦って退場する必要はありません。

さり気ない気配りが嬉しい

渋谷SAUNAS(サウナス)の館内には、快適に「整う(ととのう)」ための工夫がたくさんあります。
タオルやサウナハット、ドリンクなどを一時的に預けておける棚・フックの数が充実しているのもその1つ。持ち物を気にせず、手ぶらでサウナを楽しめます。広場にはウォーターサーバーが用意されており、ドリンクを持参しなくても美味しい水でたっぷりと水分を補給可能。また、クールダウンしたい時、ちょっと腰掛けられるスペースが豊富に用意されているのも嬉しいポイントです。
筆者が確認した限りでは、サウナ室に時計がないことも印象的でした。これは、「時間を気にせずのんびりと羽を伸ばして欲しい」というプロジェクトメンバーからのメッセージなのでは?と思いました。(各サウナ室から出ると、広場には壁掛け時計があったため、時間の確認は可能です)

サウナ室に敷いてあるタオルは、定期的にスタッフさんが交換してくれるため、いつでも清潔な状態で座れます。スタッフさんの手際が良く、あっという間に交換が終わって驚きました。

さり気ない気配りが嬉しい

入場時に渡されるタオルは、バスタオル・サウナで座る時に敷く用・汗や水を拭くのに便利なサイズの合計3枚。事前に自分で用意するものは特にないので、当日の思い付きで入場しても楽しめます。(曜日や時間、イベントなどの諸条件によっては事前の予約が必要)
歯ブラシ、ヘアブラシ、カミソリをはじめとしたアメニティも充実。もみ殻入りのプラスチックや薄手のフィルムを使用したアメニティグッズを採用していることから、SDGs/サステナブルに対する意識の高さを感じました。

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上質なデザインが随所に散りばめられている

美術館を思わせるおしゃれな佇まいが特徴的な「渋谷SAUNAS(サウナス)」は、内装や備品においても上質さが貫かれており、洗練されたデザインを見て楽しむ、アートスポットとしての魅力も大きいと感じました。100%銅でできたピカピカの洗面器やバケツ、クリアな素材のウォーターサーバー、美しい家具類など、館内を見渡せば、お気に入りのデザインがすぐに見つかるはずです。

上質なデザインが随所に散りばめられている

カウンターでは、オリジナルグッズの販売も行っています。
「サ」「SAUNAS」などのシンボリックなロゴデザインを基調に、さまざまなクリエイターとコラボして作られたというおしゃれなグッズの数々は必見。帽子、Tシャツをはじめとしたアパレルや、タオルなどの定番グッズ、キーホルダー・ステッカーなどの小物類まで充実したラインナップで、眺めているだけでもワクワクします。

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まとめ

2022年12月にオープンした「渋谷SAUNAS(サウナス)」の体験レポートをお届けしました。

近代的な建築と、木・植物の温もりが一体となった空間が特徴の「渋谷SAUNAS(サウナス)」は、スタイリッシュさと心落ち着く自然の魅力を併せ持ち、レジャーと癒しの両方のニーズを満足させてくれるスペシャルなサウナ施設でした。上質感溢れる空間で、多種多様なサウナをたっぷりと楽しみながら整いたい方は、ぜひ足を運んでみてください。

弊社トランスでは、サウナや銭湯、アミューズメント施設などのオリジナルグッズ・ノベルティを作製可能です。また、企業やブランド、IPなどを結びつけるコラボ・タイアップ企画のコーディネートも承っております。ご予算・ご希望に応じて、柔軟な提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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