韓国ブームは、一時的なものではなく日本トレンドやカルチャーを語る上で大切な要素になっています。エンタメ・ファッション・グルメ・コスメ・美容…世代を問わず日本人は韓国発の様々なカルチャーに日々影響を受けていますね。私も今どっぷり韓国色に染まっています。
そんな中、2020年10月8日に、「Play fashion!」をミッションに掲げるアダストリアがライセンス展開する韓国発のセレクトショップ「ALAND(エーランド)」の日本1号店「ALAND TOKYO(エーランド トウキョウ)」が、渋谷にオープン。ユニセックスのアパレルをはじめ、コスメや雑貨など50以上の韓国ブランドのアイテムが揃っているそうです。アルバイトを募集した際には800〜900人から応募が集まるなど、オープン前から話題を集めていました。
新型コロナウイルスの影響で気軽に韓国へ行きづらい今、日本で韓国のファッションアイテムを購入できることは韓国好きにはとても嬉しい。しばらくは長蛇の列だったそうです。
今回は、トランス社員メルウチカリコが、オリジナルグッズ企画・製作のヒントを得るため、ALAND(エーランド)で雑貨を購入し、韓国雑貨の魅力に迫ります。
韓国好き待望の路面店、ALAND(エーランド)とは?
韓国だけじゃない、グローバル展開しているセレクトショップ
私は最初ALANDのロゴや魚のマークを見て、数年前に韓国好きの友人がお土産にくれた雑貨が入っていた袋と同じであることに気が付きました。
韓国でも店によって取り扱っているブランドが異なるので、「ALAND店舗巡り」をするのも韓国観光の楽しみだそうです。アメリカ、香港、タイなどグローバルに店舗があるそうで、韓国好き日本人にとって日本での路面店は待望であったことが窺えますね。
ALANDのファン層
韓国では10~20代のファンが多いそうですが、日本では公式インスタグラムのフォロワー構成から分析して30代も取り込めているそうです。
店内の印象
店舗に入ると、鮮やかなブルーとホワイトの世界が…死角が多く、迷路みたいな作りなので、あれ…ここはまだ見てないか?さっき、見たか?とくるくる店の中を回りました。あえて「ソウルの路地裏」をまわっているような感覚を再現すべく、導線をわかりにくくしているそうです。
ジェンダーレスなファッションが取り入れられる!
韓国ファッションの特徴でもあるユニセックス、ジェンダーレスな洋服、雑貨がとても印象的でした。私はもともとボーイッシュな服装が好きなほうでしたが、韓国男性アーティストが着用している洋服が欲しい!着てみたいと思うことが本当に多いです。実際に、ALANDでは、ユニセックス、メンズ、レディースとスペースを分けていますが、メンズの商品を女性が購入していくことが多いそうです。メンズ商品も、女性が抵抗なく着用できるようなデザインが多く、実際に女性のお客さんがたくさいらっしゃいました。欲しい!と思ったメンズ洋服を遠くから眺めがちであった私にとっても、このALANDの提供する価値観はとても刺さりました。
それでは、実際にALANDで購入した雑貨をご紹介していきましょう。
ALAND(エーランド)とは?
韓国の新進デザイナーとサブカルチャーを発掘し、その価値を最も魅力的な方法でマーケットに発信する唯一のライフスタイル型ストリートセレクトショップです。
ショッピングと文化が共存するライフスタイルコンセプトストアとして、単にモノを売り買いする場所ではなく、ファッション、デザイン、文化を感じることができる空間を提案します。
内装のブルーに負けない、目を引く色使いや絵柄、目を引くパッケージ
PCケース
HOTDOG(ホットドッグ)!と叫びたくなるビジュアル。在宅勤務、在宅学習が増えて、PCの持ち運び用のケースやバッグを買い求めた人は多いのではないでしょうか。クッション性のあるボンディング生地でPCを守りつつ、移動やバッグからの出し入れの際に個性の光るPCケースで気分を上げながら仕事や勉強ができそうですね。
ミニマフラー
このアイテムを上手に説明する言葉が見当たらなかったのですが、着け襟のような小さめのマフラー。首元をリボン結びしているようで、長方形のストールやマフラーでは出せないシルエットが可愛い。シルエットは着け襟、仕組みはティペット、ボリューム的はネックウォーマー…。パッケージもネクタイのギフトボックスのような箱に入っていて思わず手に取ってしまいました。
ストラップアイテム①マスクやスマホをファッショナブルに首掛け
マスクストラップ(マスクネックレス)
韓国で俳優が着けていたことで一気に人気アイテムとなったとも言われている、マスクに着けるマスクストラップは、ALANDの雑貨の中でも目玉アイテム。私は最初見たときネックレスだと思い込んでしまい、マスクストラップコーナーを素通りしてしまったのですが…マスクの紐につけられるカニカンパーツがついています。写真のアイテムのようなチェーンタイプやビーズ、レース、ロープ…どれもそれぞれ、ネックレスやピアス(イヤリング)などのアクセサリー感覚でマスク姿を美しく、可愛く、個性的に魅せてくれます。
ネックストラップ付きスマホケース
昨年から日本でも人気のあった、スマホを斜め掛けできるロープがついたスマホケース。ロッククライミングのロープのように、細くても固くて丈夫。ポケットやバッグから滑り落ちてしまうことが多々あるスマホのまさに命綱。丈夫さだけでなく、異なる色で密に編まれた網目が実はファッションのアクセントとして際立つところがポイント。ALANDで見つけたストラップスマホケースのロープは、柄が大きめでより存在感のあるストラップになっています。
ストラップアイテム②首からかけるミニマムの極み
ネックポーチ
お店を見て回っている際、さまざまなブランドで見かけた首掛けストラップのついた、ネックポーチ。写真の2つのポーチは異なるブランドのものですが、似たようなアウトドア素材の紐が使われていますね。先ほどご紹介した、『ネックストラップ付きスマホケース』同様、ユニセックスな印象かつ、クライミングに使われる細くても丈夫な紐というのは今のファッショントレンドの要素のひとつと言えますね。
ミニ財布の次はネックポーチと言われており、ポーチ部分は、クレジットカードが入るか…入らないか…くらいのサイズ感が特徴。電子マネーと、クレジットカードで不自由のない生活が成り立ってきたからこその、時代を反映した大きさなのでしょう。2020年は、BALENCIAGA(バレンシアガ)、LOEWE(ロエベ)などのハイブランドでもさまざまな形のネックポーチが展開されました。
ここまで小さいと入れられるものが限られてきそうですが、少し大きめのネックウォレット(お札がきれいに入る、小銭ポケットがついているなど)や、スマホショルダーポーチ(スマホも入り、カードや小銭も入るなど)なども、まだまだトレンドアイテムと言えるでしょう。
デコレーションステッカーはまだまだアツい!
どこかツッコミどころのあるレトロ感がかわいい
ミラー
PU張りのミラーは、プリントされている絵柄が何かを訴えかけてくる不思議な印象を与えてくれます。
ミラー関連の話題ですと、韓国では、『ビーンズミラー』(豆のシルエット)、『ウェーブミラー』(不規則に波打ったシルエット)、『書き込みミラー』(専用のペンでミラーにイラストやメッセージが書き込める)などの卓上ミラーが流行しているそうです。どのミラーも雰囲気たっぷりの写真が撮れる、「#鏡ショット」にぴったりのミラーです。(今回の写真も、鏡(越し)ショットをイメージして撮影しました…苦笑)
スマホグリップ
スマホすべり止め、イヤホンコード巻き付け用アイテムであり、デコレーションパーツでもある、スマホアクセサリーの定番アイテムとなったスマホグリップ。
先ほどご紹介した「#鏡ショット」を撮影する際も、このグリップはしっかり映り込みます。「#鏡ショット」は、鏡に映り込んだ自分の顔や洋服だけでなく、スマホを持つ手指までしっかり映ります。その日のネイル、着用しているリング、そしてスマホのデコレーション…実は1ショットで見せている情報が多い…恐るべし、韓国女子…勉強になります…。
キーホルダー
これは見ていてとても癒されたので…というのが購入した率直な理由です。特別な説明ができなくて恐縮なのですが…、はっきりした色や絵柄の雑貨が多かったALANDの雑貨売り場に、このようなゆるふわなテイストのアイテムもあるのです…!
ボールチェーンの色が水色であることで、シルバーやゴールドのものよりもあたたかみがあって、ゆるふわなクマの絵柄のテイストにマッチしていますね。
さて、いかがでしたでしょうか。
韓国発のカルチャーは日本人の憧れであり、これからどんなものが日本でも流行るのかとても楽しみですね。日本の最前線で活躍されているスタイリストさんも韓国人アーティストのPV動画、SNS、会場入りショット、ドラマなどを見てコーディネートの参考にしている方が多いそうです。私たちのような、ノベルティ、ライブコンサートグッズなどのMD企画をする人たちも、これからもっともっと韓国から目が離せなくなるでしょう。私はまだまだ韓国のトレンドを追えていないのですが、トランスには私を遥かに上回る韓国好きの社員がいますので最新情報など色々教えてもらって、新たな韓国雑貨研究の記事を執筆していきたいと思います。
トレンドを取り入れたオリジナルグッズの企画・製作をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
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メルウチカリコ
株式会社トランス2017年入社。お店にカゴがなかったので、購入するものを持ちきれなくて…いつの間にか専属の店員さんがついてくださり、ときどきレジに運んでくれました(笑)本当はライブTシャツ、パーカーのモチーフになるような洋服も購入したかったのですが…今回はそれらしい私服で写真を撮影しました。本当に洋服も素敵だったので、今度ゆっくりプライベートで行きたいですね。
テイスト的にはレトロ感が漂うものの、絵柄やメッセージは現代的。いろいろな使い方ができそうな応用力のあるアイテム!説明するのがとても難しいのですが、ステッカーの選び方・貼り方で自分らしい表現ができるステッカーセットになっています。スマホカバーの下に忍ばせたり、PCやノートに貼ったり…自己表現の一部として定期的にデコレーションを変えていきたくなりますね。
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