新型コロナウイルスの感染拡大から、1度目の緊急事態宣言が2020年4月7日から5月25日まで出され、2度目の緊急事態宣言が2021年1月7日から出されました。一都三県では期間が延長され、3月21日をもって宣言が解除となりました。
1度目の緊急事態宣言解除後には、「リベンジ消費」と称される購買行動が各所で見られたとされていますが、2度目の緊急事態宣言後はどうなるでしょうか。
今回はそんな気になる消費者の動向を探るべく、特に宣言が長引いた一都三県に居住している方、男女約5,000名を対象としたアンケート調査を実施しました。
調査結果から見えてきた、次なるプロモーションの一手について考えていきたいと思います。
調査概要
調査名:『二度目の緊急事態宣言解除後の動向調査』
調査期間:2021年3月12日(金)~3月15日(月)
調査対象:東京・神奈川・千葉・埼玉に住む男女10~70代 4,860名
詳しい調査結果を「お役立ち資料」にてダウンロードしていただくことが可能です。
「出掛ける」ことに対しては、まだまだ慎重派も多い
緊急事態宣言が解除された後、出掛けることに対して「前向き派」か「慎重派」か見てみると、4割以上がまだ慎重に行動しようとしていることがわかります。
緊急事態宣言が解除されたとしても、「終息したわけではない」「解除をきっかけに人出が増える」といった懸念点が、人々を慎重にさせているかもしれません。
男性のほうが「出掛ける」ことに対して前向き
男女に分けて見てみると、男性のほうが出掛けることに対して積極的に捉えている割合が多いということがわかります。
男性向けの商品やサービスのプロモーションを予定しているのであれば、緊急事態宣言解除後、早めにアプローチを開始しても良いかもしれませんね。
10代は「出掛ける」ことに対して前向き
世代別に見てみると、10代はほかの世代と比べて、出掛けることに対して積極的に捉えている割合が多いようです。
10代以外の世代では「出掛けたりすることを増やしていくと思う」を選ぶ割合が10%台と一番低いのに対し、10代だけが20%代を越えています。
デジタルネイティブの10代に向けては、SNSや動画を活用したプロモーションなどが多く取り入れられますが、この結果を見るとリアル店舗での消費に対しても積極的である可能性が考えられますね。感染予防の対策を取りつつ、リアル店舗でのプロモーションの実施を検討してみても良いかもしれません。
男女×世代別では10代女性が一番「出掛ける」ことに対して積極的
性別と世代をクロスして見てみると、全属性の中で「10代・女性」が出掛けることに対して一番積極的であることがわかります。
10代女性をターゲットとする企業やブランドは、緊急事態宣言解除後、早い時期からプロモーションを仕掛けていくと効果があるかもしれません。
新型コロナウイルスの感染が終息するまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、2度目の緊急事態宣言が解除されることや(見込み)、ワクチン接種が徐々に進む中で、人々の中に小さな希望が見えてきていることも確かです。また、企業やブランドがプロモーションを実施することで、元気をもらっている人も多いはず。今回の調査結果を参考に、今後のプロモーションの計画を練ってみてはいかがでしょうか。
トランスでは、ノベルティやオリジナルグッズ製作のほか、キャンペーンの企画・運営や、ECでのグッズ販売の支援なども行っています。今後の販促、プロモーションについて何かご相談事がありましたら、ぜひ担当営業にお声がけください。