• TOP
  • コラム一覧
  • >知識
  • バーチャルインフルエンサーとは|利用するメリットや日本と海外の事例も紹介!
バーチャルインフルエンサーとは|利用するメリットや日本と海外の事例も紹介!
バーチャルインフルエンサーとは|利用するメリットや日本と海外の事例も紹介!

CGなどの技術を駆使して誕生したバーチャルインフルエンサーは、企業にとって起用するメリットが多く、注目を集めています。消費者にとっても新鮮かつ魅力的な存在であり、今後さらに需要が高まると予測されます。

本記事では、バーチャルインフルエンサーの概要、VTuberとの違いなどを説明した上で、利用メリットや国内外の事例を紹介します。

バーチャルインフルエンサーの活用をお考えの方は、きっとヒントが得られるはずです。ぜひ最後までお読みください。

ビジネスマンのためのVtuberおさらい|今さら聞けないVtuber基本知識

》あわせて読む

ビジネスマンのためのVtuberおさらい|今さら聞けないVtuber基本知識

詳しくはこちら >

バーチャルインフルエンサーとは

バーチャルインフルエンサーとは|利用するメリットや日本と海外の事例も紹介!

バーチャルインフルエンサーとは、CG技術などを駆使して作り上げられた架空のインフルエンサーのことです。CGとは思えないリアルさで注目されています。

ルイ・ヴィトンやコカ・コーラのように、世界的な企業が起用することも増えており、その影響力は拡大する一方です。

CGといっても無機質な存在ではなく、どのバーチャルインフルエンサーにも個性があり、人間的な魅力にあふれています。見た目をリアルな人間に似せただけのCGキャラクターとは一線を画し、それぞれ独立した人格を持っているのが大きな特徴です。

通常のインフルエンサーやVTuberとの違い

バーチャルインフルエンサーは架空の存在ですが、人格が確立しており、インタビューに応じることもあるほどです。しかし生身の人間ではないため、通常ではありえないパフォーマンスを発揮することができます。
たとえば、空中を歩くこともできるし、サハラ砂漠での撮影の直後に自由の女神の前でポーズをとることも可能です。

バーチャルインフルエンサーと似た存在としてVTuberがあります。どちらもCGと架空の設定によって生み出されていますが、大きく違うのは外見です。
VTuberがアニメやゲームのキャラクターのような見た目をしている傾向があるのに対し、バーチャルインフルエンサーは本物の人間と区別がつかないほどリアリティを追求しています。同じ仮想の存在ですが、方向性が大きく異なります。

また、VTuberにはキャラを動かす「中の人」が必要不可欠ですが、バーチャルインフルエンサーには「中の人」は存在しません。プロデューサーやディレクターはいても、活動自体は単独で行えます。これは、VTuberが動画を主戦場にしているのに対し、バーチャルインフルエンサーは静止画メインのモデル活動を行っていることにも起因しています。
ただし、バーチャルインフルエンサーの動画も増えてきており、今後は広告やSNS動画で、生き生きと動く姿を目にする機会が増えそうです。

注目を集めている理由

バーチャルインフルエンサーは、デジタルネイティブなZ世代を中心に支持を集めています。この世代は上の世代に比べて、バーチャルな存在を身近に感じやすいといわれています。また、若者の好奇心を刺激する、新鮮な存在であることも人気の要因と考えられます。

さらに、髪型やファッションに関しての意見を集めるなどしながら、ファンと一緒にバーチャルインフルエンサーを育てていける点も見逃せないポイント。SNSを通して気軽に参画するうちに、バーチャルインフルエンサーへの愛着がどんどん高まります。

声優を起用したプロモーション事例|推し活ファンマーケティングの効果とは

声優を起用したプロモーション事例|推し活ファンマーケティングの効果とは

推し活シーンを活用したファンマーケティングに注目が集まる昨今、SNSを中心に活発な声優推し活シーンに着目した声優起用プロモーションの事例を紹介しながら、声優起用プロモーションで狙える効果について解説していきます。

詳しくはこちら >

人気イラストレーターまとめ|プロモーションに起用された事例とポイントを考察

人気イラストレーターまとめ|プロモーションに起用された事例とポイントを考察

雑誌の表紙やミュージックビデオ、CMなどの媒体にイラストを提供して活躍しているイラストレーターたち。人気のイラストレーターを起用したプロモーション事例や、注目したいイラストレーターをまとめました。Z世代から共感を得たポイントなども考察していきます。

詳しくはこちら >

バーチャルインフルエンサーを利用するメリット

バーチャルインフルエンサーとは|利用するメリットや日本と海外の事例も紹介!

企業にとってバーチャルインフルエンサーは、リスクがほとんどない理想の存在です。

SNSなどの発達にともなって、有名人のスキャンダルによる降板が話題に上ることが増えましたが、バーチャルインフルエンサーにはその心配がなく安心して起用できます。

また、パンデミック下における活動においても、その強みが発揮されます。制限なく世界中のあらゆるスポットでの撮影が可能ですし、病気になる心配もありません。移動コストがかからず、スケジュールの調整が容易なのも大きな魅力です。

さらに、年を取らないため、永遠に商品やブランドのイメージキャラクターを務められるのもメリットといえるでしょう。実在の人物だと数年経てばイメージに合わなくなる可能性がありますが、バーチャルインフルエンサーの場合はその心配がありません。

代表的なメリットを以下にまとめました。

  • 不祥事や炎上などの心配がない
  • 自社のイメージに合う理想の人物像を表現できる
  • 非現実的な表現も可能になる
  • 体調を崩さない
  • スケジュールの調整が容易
  • 移動コストが不要
  • 年を取らない

このように、トラブルの少なさや運用のしやすさから、バーチャルインフルエンサーをコラボレーション・タイアップに活用する事例が増えており、今後も需要が高まると考えられています。

Vtuberと企業のコラボ商品・タイアップ企画事例12選

》あわせて読む

Vtuberと企業のコラボ商品・タイアップ企画事例12選

詳しくはこちら >

国内外のバーチャルインフルエンサーの事例を紹介

ここからは、国内外のバーチャルインフルエンサーを紹介し、それぞれの認知度や、どのような活動をしているのかを解説していきます。

紹介するバーチャルインフルエンサーは以下の6名です。

  • 【日本】imma(イマ)
  • 【日本】Ria(リア/桜海莉亞)
  • 【日本】山鳥水生
  • 【海外】Lil Miquela(リル・ミケーラ)
  • 【海外】Bermuda(バミューダ)
  • 【海外】Shudu(シュードゥ)

【日本】imma(イマ)

【日本】imma(イマ)

出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000049507.html

2018年7月に誕生した日本のバーチャルインフルエンサーです。パラリンピック閉会式に登場したことでも話題となりました。

ピンクのボブヘアが印象的な彼女は、とにかくCGのクオリティが高く、実在の人物と言われれば信じてしまうほどのリアルさが特徴。アニメのような絵柄ではなく、写実的な背景も、まるでそこにいるかのような存在感をより一層引き立てます。

カジュアルなファッションや若者言葉を使った投稿などで人気を得ている、注目のインフルエンサーです。

ポルシェジャパンやIKEA JAPAN、レノボ・ジャパンなど、世界的に有名な企業に起用された実績が多数あり、ワールドワイドに活躍しているのも注目のポイント。また、静止画はもちろん動画での露出も多く、媒体を問わず、さまざまな場面で活躍の幅を広げています。

◎Instagramのフォロワー数:40.6万人
◎公式アカウント
・Instagram:@imma.gram
・Twitter:@imma_tw
・公式サイト:株式会社Aww

【日本】Ria(リア/桜海莉亞)

【日本】Ria(リア/桜海莉亞)

出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000049507.html

東京・自由が丘在住のバーチャルインフルエンサーで、日本語、中国語、英語の3か国語を自由自在に操ります。日本人の父とイタリア系フランス人の母を持つハーフモデルです。

あまり自身のことを明かさないミステリアスさと抜群の容姿で、一気に人気インフルエンサーの地位へと駆け上がりました。

これまでの実績は、美容にこだわるキャラクター設定や、個性的な雰囲気を活かした、ファッションモデルとしての活動が中心。「Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 S/S」のメインキービジュアルとしての起用や、「三井ショッピングパーク ららぽーと愛知東郷」のデジタルブックに登場するなど、順調なキャリアを歩んでいます。

◎Instagramのフォロワー数:3.8万人
◎公式アカウント
・Instagram:@ria_ria_tokyo
・公式サイト:株式会社Aww

【日本】山鳥水生

【日本】山鳥水生

出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000064786.html

山鳥水生さんは、サントリーのバーチャル社員です。日本初のバーチャルヒューマン社員として誕生しました(サントリー調べ)。

2020年9月に同社の公式インフルエンサーに任命された、「やってみなはれ」を座右の銘とする1993年生まれの29歳です(2022年10月現在)。

サントリーでは、SNS総フォロワー20万人の公式バーチャルYouTuber・燦鳥ノム(さんとりのむ)に続くバーチャルな存在です。料理動画やお酒に関する情報の発信で人気を集めています。

◎Instagramのフォロワー数:3.2万人
◎公式アカウント
・Instagram:@mizuki_yamatori

【海外】Lil Miquela(リル・ミケーラ)

【海外】Lil Miquela(リル・ミケーラ)

出典元:https://www.brud.fyi/

シリコンバレーのテック企業Brudが2016年に発表したバーチャルインフルエンサーで、業界の先駆け的存在です。

ブラジル系アメリカ人で、モデルのほかにシンガーでもあり、Instagram以外にSpotifyでの楽曲配信も行っています。プラダなど一流ブランドのモデルを務め、熱狂的なファンが多いバーチャルインフルエンサーです。

ファッションブランドの立ち上げを示唆する投稿もしており、目が離せない注目の存在です。

◎Instagramのフォロワー数:300.2万人
◎公式アカウント
・Instagram:@lilmiquela
・Twitter:@lilmiquela
・公式サイト:MIQUELA

【海外】Bermuda(バミューダ)

リル・ミケーラと同じくBrud社が手掛けるバーチャルインフルエンサーです。2018年4月にリル・ミケーラのInstagramをハッキングしてすべての投稿がバミューダの画像に差し替えられたことで話題となりました。

カジュアルな装いのリルとは違い、セレブなファッションに身を包んでいるのが特徴です。

◎Instagramのフォロワー数:26.2万人
◎公式アカウント
・Instagram:@bermudaisbae
・Twitter:@bermudaisbae

【海外】Shudu(シュードゥ)

【海外】Shudu(シュードゥ)

出典元:https://www.thediigitals.com/shudu

写真家のキャメロン・ジェームズ・ウィルソン氏によるバーチャルスーパーモデルです。バービー人形をモデルにした抜群のプロポーション、スタイルと服・背景のコントラストで、圧倒的な美しさを体現しています。

リアーナのビューティーブランド「Fenty Beauty」で紹介されたこともあり、固定ファンを持つ人気モデルとなっています。

◎Instagramのフォロワー数:23.7万人
◎公式アカウント
・Instagram:@shudu.gram
・公式サイト:Diigitals

まとめ

バーチャルインフルエンサーには

  • 不祥事や炎上などの心配がない
  • 自社のイメージに合う理想の人物像を表現できる
  • 非現実的な表現も可能になる
  • 体調を崩さない
  • スケジュールの調整が容易
  • 移動コストが不要
  • 年を取らない

などのメリットがあり、世界中で注目を集めています。

特にデジタルネイティブ世代への広告には効果的で、成功事例が続々と出てきています。今後も有名ブランドへの起用やコラボ・タイアップが続くと予想され、目が離せません。

弊社トランスでは、幅広い業界のクライアントとお取引させていただく中で培ったノウハウや実績をフルに活かし、コラボ・タイアップ企画の全面的なコーディネートが可能です。キャンペーンの企画や運営はもちろん、ノベルティやオリジナルグッズの作製もすべてトランスにお任せください。

ターゲットや目的をしっかりとヒアリングさせていただいた上で、最適なコラボ・タイアップ企画を提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

関連コラム

『世界最大のVRイベント』バーチャルマーケットとは|注目される理由や過去の様子なども紹介

『世界最大のVRイベント』バーチャルマーケットとは|注目される理由や過去の様子なども紹介

世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット」とは、注目される理由や過去の様子・今後の開催予定と合わせてご紹介します。

【80’s~90’s】大人も嬉しいアニメコラボアイテム特集|百貨店や有名ブランドも

【80’s~90’s】大人も嬉しいアニメコラボアイテム特集|百貨店や有名ブランドも

大人アニメも喜ぶコラボ企画をご紹介します。懐かしの80’s・90’sアニメ × 百貨店・有名ブランドの組み合わせから生まれる、上質で作品愛に溢れる珠玉のアイテムの数々は、眺めているだけでワクワクするはずです。

トランスのコラムに関する
ご質問・ご感想はこちらから

お問い合わせ
↑