オリジナルグッズの作製は簡単に見えて気を付けるべきポイントが多いものです。
初めてグッズを作製する際には、何から始めていけばいいのか、決めておくべきことは何か不安な方も多いのではないでしょうか。
今回はノベルティグッズやオリジナルグッズを作製する際の基本的な流れや、名入れ、作製時の注意点も合わせてご紹介します。
オリジナルグッズやノベルティグッズを作製する際のご参考にしてください。
目次
ノベルティグッズ・オリジナルグッズの作製方法とメリット、注意すべき点は?
ノベルティグッズとオリジナルグッズ作製には大きく下記の2種類があります。
2つの方法の違いや、それぞれのメリット、注意点をご紹介します。
・セミカスタマイズ
・フルカスタマイズ
セミカスタマイズ
既製品に名入れする等して作製する方法です。
製品として既に出来上がっている在庫商品からアイテムを選び、必要に応じて名入れをしたり、パッケージにシール貼り等をしてカスタマイズすることができます。
【メリット】
・小ロットでもコストパフォーマンス良く作製が可能
・短納期での対応が可能(在庫がある場合)
・製品として完成しているため、製品の仕様確認の必要がなく、仕上がりのイメージがつきやすい
【注意点】
・製品の在庫は流動的な為、必要数揃っているか発注前に事前に確認しましょう。
・名入れ可能範囲や、印刷方法が決まっています。印刷したい内容が表現可能か確認しておきましょう。
フルカスタマイズ(フルオリジナル)
全ていちからオリジナルで作る方法です。
例えばバッグなどの場合、使用する生地、サイズ、ポケットの有無、デザイン、名入れなど一つ一つオーダーメイドで作製してきます。
フルカスタマイズの為、デザインや形状など希望に沿った製品を作製することが可能です。
【メリット】
・オリジナリティを出し、他社との差別化がしやすい
・名入れ範囲が制限されにくい
・ロットが多い場合にコスパが良くなる、コストや用途に合わせて細かい仕様の調整が可能
【注意点】
・製品として出来上がっていないため、生産納期がかかる場合が多くあります。生地から作製する場合は、生地の生産期間と製品として縫製する期間が必要です。また素材や形状、機能などはサンプル作製してみて初めて見えてくる課題もありますので、余裕をもった納期設定が必要です。
・仕様は口頭やイラストでは伝わりにくい場合があります。作製したい仕上がりイメージに近い商品などを用意して、イメージを作製メーカーと共有するのがおすすめです。
ノベルティグッズ・オリジナルグッズ作製時の基本の流れと、決めておくべきポイント
ここからは、実際にオリジナルグッズを作製する時の流れを説明していきます。
流れを把握しておくと、グッズ作製の進行がスムーズになり、計画も立てやすくなりますので、参考にしてみてください。
事前準備として以下のポイントをあらかじめ決めておきましょう
- 数量(ロット)→いくつ必要なのか、見積りを依頼する際に必ず必要です。
- 納期→いつまでに納品すれば良いのか。イベント等で使用する際には少し余裕をもった設定がおすすめです。
- 予算→予算によって作製できるアイテムが異なりますので、目安を決めておきましょう。
- 作製目的の明確化→目的やターゲットによって適したアイテムが異なります。予め明確化しておきましょう。
オリジナルグッズ作製の基本的な流れ
①アイテムを決める
事前に決めた条件に適したアイテムが何か、検討しながら決めていきます。
ターゲットに合った製品、または使用用途にあった製品を考えながら絞っていくと良いでしょう。
②仕様を決める(形・サイズ・生地・加工方法・納品形態など)
フルカスタマイズの場合には、素材や生地は見本帳やサンプルから選択。そのほかにもパーツや詳細仕様も決めていきます。
その後納品形態として、個別に袋入れをしたり、パッケージを作製したりするのか、合わせて決めていきます。
③プリントしたいデザイン・名入れ印刷方法を決める
デザインデータを準備して、レイアウト位置を検討します。印刷したい色が決まっている場合にはPANTONE等で指定しましょう。
色指定できない印刷方法の場合には、あらかじめ仕上がりイメージの色を共有しておくことも検討してください。
セミカスタマイズの場合は名入れ可能な範囲が決まっていますので、その中で表現可能なデザインにしましょう。
フルオリジナルの場合は、使用する素材や形状でどこまで、どのような印刷が可能か確認しておきましょう。
④入稿する
印刷位置や、印刷したデータを準備。
入稿形式にして、レイアウトと製版用の完全データを送ります。
*当社が運営するECサイト 販促STYLEでは簡単に入稿データが作成できるデザインツールもご用意しています。
*フルオリジナルの場合などデザインのご提案も可能です
⑤校正サンプル確認・校了
量産する前に名入れした校正サンプルを確認します。
内容に問題がなければ、そのまま量産に進みます。
⑥量産・納品
量産後に、納品形態に応じて内職作業、必要な検品などが行われて、最終的に納品となります。
納品希望の場所が遠方の場合や複数個所の場合には別途料金がかかる事もあります。
事前に伝えておく方が良いでしょう。
オリジナルグッズ・ノベルティグッズを魅力的に差別化させるポイント
オリジナルグッズはロゴやデザインを印刷して作製する機会も多いと思いますが、アレンジはそれだけではありません。
さまざまな工夫でより魅力的に、他のグッズと差別化できるポイントがありますのでご紹介します。
製品の素材、形状で差別化する
一般的に世の中に流通しているアイテムでも、素材が環境に配慮されたサステナブルな素材であったり、形状が一工夫されている商品があります。グッズを作製する目的やターゲットに合わせて、喜ばれたり、意図が伝わるアイテムにすることで差別化することができます。
印刷方法で差別化する
ロゴやデザインを印刷する場合でも、通常の色指定の印刷だけでなく、箔押しで高級感を出したり、ラメが入ったインクを使ってファッショナブルにアレンジする事ができます。選んだアイテムにどんな印刷が出来るのか、調べながら検討してみましょう。
パッケージやメッセージなど付属品で差別化する
販売グッズやギフトでも、どのようなパッケージに入っているかで受け取った時の印象がかわってきます。
ブランディングの一貫にもなりますので、パッケージをオリジナルで作製するのもおすすめです。
メッセージカードは、どのような想いでそのグッズを作製したかや、宣伝したい商品の紹介もすることができます。
コラボやタイアップなど企画で差別化する
自社のデザインだけでなく、ターゲットに合った相乗効果を生むIPコンテンツとタイアップしたデザインを入れたり、コラボ企画をすることで、大きく差別化することができます。話題化による認知拡大などの効果もありますので、作製目的に合わせて検討してください。
トランスではコラボタイアップ企画のコーディネートが可能です、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オリジナルグッズやノベルティグッズを作製する際には、さまざな準備や検討事項があります。
初めて作製する場合、あまり時間が無いといった場合にはセミカスタマイズから始めるのもいいでしょう。
トランスでは、豊富なアイテムを取り揃えた、名入れも出来るECサイト販促スタイルを運営していますので、ぜひ一度ご覧ください。
またフルカスタマイズでのグッズ作製や他プロモーションも含めた企画のご提案なども可能です。
何か興味がありましたら、お気軽にご相談ください。