スマホを肩から下げてポシェットのように持ち運ぶ、通称スマホショルダーが人気です。
バッグ類からスマホを探す手間が不要で、サッと手に取り、素早く操作可能。シャッターチャンスを逃したくない時や、電子決済時に活躍するのはもちろん、一日に何度も行うSNSチェックもスムーズにしてくれる優れものです。
また、街ではスマホ1台を肩から下げてほかには何も持たない”手ぶらスタイル”の方が増加中。できるだけ荷物を減らして、身軽&おしゃれにお出かけしたい方にもぴったりです。
そこで今回は、人気急上昇中の「スマホストラップ」についてご紹介します。
スマホストラップの特徴やメリットのほか、人気商品を4つのデザイン系統に分けてピックアップ。服装のスタイルに合わせて付け替えられる、ファッションアイテムとしての魅力にも迫ります。
この記事を読めば、トレンドのスマホストラップに関する基本情報はばっちり。オリジナルグッズやノベルティの作製担当者は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
スマホストラップとは
スマホストラップとは、スマホの落下を防止するために取り付ける紐またはコードのこと。ストラップ自体はガラケー時代から既にあり、手に巻くハンドストラップや、首から下げる”ネックストラップ”など、長さと使い方によって呼び名が異なります。
ただし本記事においては、最近特に注目を集めているスマホショルダーまたはショルダーストラップと呼ばれるタイプだけに絞ってご紹介します。
スマホストラップの特徴
スマホ⇔ストラップの接続方法は大きく分けて2種類
スマホとストラップの、代表的な接続方法2種類をご紹介します。
どちらの方法もスマホ自体に加工する必要はないため、気軽にお試しが可能。リスクなしで簡単に導入できる点も、スマホストラップが急速に普及している理由の1つではないでしょうか。
後付けストラップホールタイプ
スマホとスマホケースの間に、ストラップホールが付いたシートを挟み込むタイプ。ストラップホール部分はスマホケースの充電穴から出すため、装着したままストレスフリーで充電可能です。
充電穴が空いているケースなら多くの場合装着可能なため、「ケース・スマホとの相性が悪く取り付けられなかった」というような事態が比較的発生しにくいのも魅力的なポイント。企業のノベルティ、アーティスト・キャラクターのオフィシャルグッズとしても採用しやすいのではないでしょうか。
また、シート部分には印刷が可能。プレーンな無地・クリアデザインのほか、キャラクター・色などで個性を表現できます。
アイドルなどの写真を大きく印刷した後付けストラップホールは"フォンタブ"と呼ばれ、最先端の推し活グッズとして日本でも人気急上昇中。発祥の地、韓国ではもはや定番グッズのようです。
専用ケースタイプ
スマホケースの下部2箇所または4隅に、ストラップ用のループが設けられているタイプ。数ヶ所の金具でしっかりと留めるため、安心してスマホを預けられます。基本的に充電ケーブルとストラップが干渉しない作りになっており、ケースを付けたままの充電が可能。4隅にループがあるタイプなら、気分に合わせてストラップを縦・横に付け替えられるのも魅力的なポイントです。横に取り付けることで、より”ポシェット感”が増し、エレガントな雰囲気が強調される効果も期待できます。
ただし、専用ケースタイプはスマホの機種が限定されるため、不特定多数に配布するような用途には向かない場合があります。もし商品展開する場合は、スマホの機種のシェア率などを参考にしながら、ケースの型のラインナップを慎重に決めましょう。
肩から下げる"ショルダーストラップ"タイプが人気
前述の通り、ガラケー時代も含めるとハンドストラップやネックストラップなど、さまざまなストラップが登場してきましたが、近年そこに加わったショルダーストラップが急速に支持を集めている理由は何でしょうか?
まず、ショルダーストラップが従来のストラップと異なる点は、スマホ自体をミニポシェットのように身に着けられるファッション性の高さにあります。ストラップの素材・デザインにはさまざまなバリエーションがあり、自分らしさを表現できる新感覚のファッションアイテムとして受け入れられているようです。
また、スマホ1台で写真、SNS、決済など多くのことを行える現代において、外出時の持ち物をできるだけ少なくしたいと考える方が増えているのも普及の要因の1つです。即座にスマホを手に取れる直感的な使い心地は、プライベート・仕事を問わず快適そのもの。1度使えば、ショルダーストラップなしは考えられない、という方もいるようです。
以上のことから、ショルダーストラップは「おしゃれにスマホを身に着けたい」「とにかく身軽にお出かけしたい」「必要な時、すぐにスマホを触りたい」という願望をすべて叶えてくれる、まさにいいとこ取りのアイテムと言えるでしょう。
ちなみに、少し前まではZ世代を中心とした若年層の利用者が目立っていた印象のショルダーストラップですが、現在は幅広い年代に広がっており、グッズ・ノベルティとしての伸びしろも十分にある状況です。シックで高級感のあるデザインからポップなキャラクターIPまで表現できる懐の深さがあるため、さまざまな媒体に違和感なくマッチさせることが可能。グッズ・ノベルティ作製担当の方は、本記事で紹介するデザインバリエーションの豊富さにも注目してみてください。
スマホストラップのメリット
スマホの落下・破損を防止
肩にストラップを掛けた状態でスマホを操作するため、不意にスマホを落として壊す心配がなくなります。また、使わない時は手を放すだけで定位置に戻り、ポケットから滑り落ちるようなこともありません。
両手が自由になる
スマホの肩掛けは両手が自由になるため、アウトドアやフェスをはじめ、アクティブなシーンにぴったり。スマホだけを身軽に携帯したい時におすすめです。
スマホをポケットやバッグにしまう手間が必要なく、操作し終えたらすぐさま次のアクションに移れることから、元気な子どもから目が離せないママたちにも人気のようです。
忘れ物の防止
外出時の必需品の割に、ついつい忘れてしまいがちなスマホ。お出かけ前の慌ただしい時間に、「とりあえず首・肩に掛けておく」ことで忘れ物を防止できます。コートを着る前にあらかじめ掛けておいたり、室内で常に肩掛けする習慣をつけたりと、スマホが体から離れる時間を可能な限り短くしてくれます。
すぐにスマホを手に取れる
肩から下げておくだけで、スマホを手に取りやすい位置にキープしてくれるのも魅力的なポイント。スマホを操作し終えたら手を放すだけでスッと定位置に戻り、ポケットやバッグのように「取り出す・入れる」アクションが必要ありません。
SNSを頻繁にチェックする方に人気なのはもちろん、地図アプリ・路線アプリのちょっとした確認もスムーズに行えるため、旅行やお散歩時にもぴったり。電話応対がスムーズになることから、社用携帯に取り付ける方もいるようです。
シャッターチャンスを逃さない
ショルダーストラップは、スマホで写真を撮る機会が多い方にも人気。動きのロスを可能な限り少なくできるため、シャッターチャンスをしっかりと捉えられます。
現在、スマホカメラの性能は一眼レフなどの専用機に肉薄する勢いで向上しており、「スマホの写真で十分満足」という方も増えているようです。そのため、常に持ち運ぶには少し重いカメラの役割を、軽くて多機能なスマホに集約させる考え方が浸透しつつあり、ショルダーストラップはカメラライクにスマホを身に着けられるアイテムとしても魅力的なのではないでしょうか。
電子決済に便利
現在のスマホは、モバイルSuicaをはじめとした「非接触IC決済」、PayPayに代表される「QRコード決済」など、多くの電子決済に対応しており、日常生活で活用するシーンも増えてきました。ショルダーストラップならスマホを即座に提示できるため、改札・店頭での決済を素早くスムーズに行えます。定期券の役割をスマホに持たせれば、定期券入れが不要となり、通勤・通学をもっと快適にしてくれそうです。
荷物を減らして身軽にお出かけできる
Z世代を中心に、「荷物を減らして、できるだけ身軽に」という考え方が台頭しており、スマホストラップはそれを叶えてくれるアイテムとして注目されています。
前述の通り、スマホはカメラ、財布、地図など、さまざまな機能を併せ持っているため、スマホ1台だけでの外出も十分に現実的です。従来ならバッグに入れていたアイテムもスマホに集約できると考えれば、「スマホ+ストラップ」の組み合わせは、ポーチ(バッグ)の機能も兼ねていると言えるのではないでしょうか。
また、洋服のポケットの容量を、スマホ以外のものに使えるという副次的なメリットもあります。
とはいえ、「現金も持ち歩かないと不安」「リップのような、ちょっとしたメイク道具は持ち歩きたい」「定期的に飲まなければならない薬がある」など、スマホ以外の持ち物が必須の方もいるはず。そのような方には、ミニポーチ付きや、ケースに貼り付けるミニ財布付き、元はキャンプ道具をぶら下げるアイテムの”エクステンデッドループ”など、「スマホストラップ+α」の商品が好まれそうです。
アーティスト・キャラクターグッズとしてスマホストラップを作製する際も、個性を表現するためのオプションとしてポーチを付けるなど、バリエーション展開の幅が広がりそうです。
付け外しが簡単
スマホストラップは、両端にカラビナ状の金具が付いているタイプが主流。そのため、スマホから簡単に取り外せます。
ほかのストラップに付け替えるのもあっという間なので、複数のデザインを用意しておくと、洋服とのコーディネートがさらに楽しくなること間違いなし。アクセサリー感覚で気軽に取り入れられるのも人気のポイントです。
ポケットのない洋服でもおしゃれにスマホを持ち運べる
ワンピースやスカートなどのポケットがない洋服でも、バッグ・ポーチ類を別に用意することなくスマホを携帯できます。また、スマホストラップはファッションアイテムとしての側面も大きいため、ポケット付きの洋服を着ている時でもあえて肩からスマホを下げて、コーディネートのアクセントとして活用する方が多そうです。
ここからは、いろいろなスマホストラップをご紹介していきます。
デザイン系統を、ベーシック系・かわいい系・スタイリッシュ系・アウトドア系の4種類に分けてピックアップ。スマホストラップの基本的なデザインを網羅しました。
ノベルティ・オリジナルグッズ作製担当の方は、スマホストラップのトレンドを把握すると同時に、デザインのヒント探しにもご活用ください。
いろいろなスマホストラップ:ベーシック系
紐
紐タイプは、主張しすぎないデザインでさまざまなテイストのコーディネートにマッチします。
紐の両端にある金具は、シンプルになりすぎないようデザイン上のアクセントを加えると同時に、紐が抜けてスマホが落下するリスクを軽減。紐を引っ張るだけで、簡単に長さの調節も可能です。
合わせる服装を選ばない、プレーンな単色タイプのほか、パラコードを思わせる2色以上の編み込みタイプも。編み込みタイプなら、ほんのりアウトドアテイストを加えたい時のファッションアイテムとしても活躍しそうです。
テープ紐
広めの幅がバッグのショルダーストラップを思わせる、存在感抜群のテープ紐タイプです。布製のテープ部分には、ブランドロゴを配置。ゴールドの金具と、レザー風素材との組み合わせで、高級感溢れるデザインに仕上がっています。
この商品の場合、スマホ取付用のシート部分にブランドロゴを印刷していますが、アーティストやアイドルのオフィシャルグッズなら、写真を大きく印刷するフォンタブ仕様とも相性が良さそうです。
引用元:https://www.palcloset.jp/display/item/CHZ1022614A0003/?b=chico
いろいろなスマホストラップ:かわいい系
ビーズ
プラスチックビーズの輝きで、肩回りをポップ&キュートに彩ってくれるタイプです。大きめのクリアビーズの間に、カラフルなミニビーズを挟み込み、賑やかで楽しい雰囲気を演出。若々しいコーディネートや、原宿系のファッションとも相性が良さそうです。
アクリル
ハート型のアクリルパーツと、小さなビーズを組み合わせた、技ありデザインのスマホストラップです。
斜め掛けするだけで、コーディネートの印象をアップ!涼し気なアクリル素材は、春夏のライトな装いにもよく似合います。
ハート部分・ビーズ部分の2か所でデザインを切り替えているのが注目のポイント。1本のストラップで複数のデザインをミックスするアイデアは、独自性のあるグッズ作りのヒントになりそうです。
引用元:https://www.casselini-online.com/c/fashiongoods/224-110101
プラスチックチェーン
おもちゃのような質感が可愛い、プラスチックチェーンタイプです。
ピンクや水色など、流行りのパステルカラーを中心にさまざまな色をミックス。コーディネートに華やかさと元気さをプラスします。
引用元:https://zozo.jp/shop/spinns/goods-sale/67783349/?did=111569823&rid=1495
パール
韓国発のトレンド、パールデザインのスマホストラップです。
小ぶりのフェイクパールを連ねたデザインは、上品で華やかな印象。シート部分のブランドロゴ印刷と金具はどちらもゴールドで、ラグジュアリーな雰囲気をより一層引き立てます。
白いパールだけを集めた定番デザインのほか、ブラックをはじめとした色付きパールと組み合わせたデザインなど、デザインのバリエーションに広がりを持たせることも可能です。
いろいろなスマホストラップ:スタイリッシュ系
レザー
シンプルで洗練された、平紐タイプのレザーストラップです。
素材はフェイクレザーですが、表面にはシボ加工を施し、リアルな”革感”を表現。ゴールドの金具とのコンビネーションで、服装にリッチさをプラスします。
お好みの長さに調節できるアジャスター付き。しなやかなストラップの素材感で、快適な着け心地です。
レザー(ポーチ付き)
ストラップと同色の、フェイクレザー製”Airpodsポーチ”が付属するタイプです。
ストラップのメイン素材は紐ですが、ポーチと同じフェイクレザー製のパーツをプラス。統一感のあるデザインで、スマホをおしゃれ&リッチにドレスアップできます。
また、ポーチは簡単に取り外しできて、シンプルなストラップとしても使える優れもの。ポーチ単体でバッグインバッグのような使い方も可能です。
ワイヤレスイヤホンの持ち歩きがマストな方にとって、「スマホ+イヤホン」をまとめて管理できる専用ポーチ付きストラップは重宝するはず。
そのほか、スマホと併せて持ち歩く人が多そうな小銭入れ、メイクポーチなどを付けることで、スマホだけではカバーしきれない持ち物の一括管理を叶えられます。
引用元:https://www.palcloset.jp/display/item/CHZ1022412A0004/?b=chico
チェーン
メタリックな質感がクールでかっこいい、細めのチェーンタイプです。
キラキラと輝くチェーン部分は、シルバー/ゴールドの2色展開。どちらも華やかかつ派手すぎない印象で、ストリート、カジュアル、きれいめなど、さまざまなスタイルの服装に違和感なく馴染みます。
引用元:https://www.spinns.jp/c/women/w_mobile/w_spcase_spshoulder/w_spshoulder/0027099-tr211216-004
レザー&チェーン①
ゴールドのチェーンにブラックのフェイクレザーを絡ませた、華美なデザインのスマホストラップです。
異なる素材の組み合わせによる、複雑で深みのあるデザインが高見えするポイント。
フェイクレザー部分には仄かな光沢感があり、チェーン部分の光の反射と相まって、美しい輝きをストラップ全体で表現します。
レザー&チェーン②
”アクセサリー感”を前面に押し出した、とにかくおしゃれなスマホストラップです。
丸・三角のオリジナル金具、フェイクレザー紐、ロープ編みの紐など、いくつものマテリアル・デザインを融合。肩から下げるだけで普段のコーディネートをさらにおしゃれに見せてくれるような、極上のファッションアイテムに仕上がっています。
また、肩にあたる部分は重さを感じにくいよう太めにしていたり、長さの調節が可能だったりと、使い心地に関しても抜かりなし。毎日使うものだからこその、気遣いとこだわりが感じられます。
いろいろなスマホストラップ:アウトドア系
エクステンションループ
3つのDカン、9つのループ(デイジーチェーン)を装備!これ1本でなんと12個以上のギアを携帯できる多目的ストラップです。
元はナイフや調理器具・食器などをカラビナで接続し、たすき掛けでコンパクトに携帯するためのキャンプ用アイテム。エクステンションループやスリングとも呼ばれ、究極のミニマルバッグとして街中で愛用する方もいるようです。
接続金具を工夫することで、スマホはもちろん、ワイヤレスイヤホンケース、ライト、ライターなどの生活必需品をまとめて携帯可能。小さめのメイクポーチなどを取り付けることも可能なため、男性だけでなく女性用のアイテムとしても訴求できるポテンシャルがあります。
さらに、ベルト部分の柄や色使いで、個性を表現する余地があるのも、オリジナルグッズ・ノベルティに向いているポイントです。
クライミングロープ
がっしり頑丈な登山用ロープをそのまま使用!おしゃれで頼もしいデザインのスマホストラップです。
太めのストラップ部分には、高品質な日本製ナイロンを贅沢に使用。肩への負担を軽減してくれるだけでなく、わずらわしい”ねじれ”が発生しにくく、長時間の着用でも快適です。
ロープエンドにはしっかりと存在感のあるコネクターを採用。本革製のループに財布や小物を追加できるなど、拡張性もしっかりと確保しています。
また、多の人の好みや服装のテイストに合うよう、豊富なカラーバリエーションで展開しているのも人気のポイントの1つです。
まとめ
スマホを肩から下げておしゃれに持ち運べる、スマホストラップをご紹介しました。
SNS、情報収集、写真撮影、決済、ゲームなど、多くのことをスマホ1台で行える現代において、外出時の持ち物はスマホだけで大丈夫な場面も増えています。そのような潮流にあって、「必要最低限の持ち物だけで、とにかく身軽にお出かけしたい」「スマホをおしゃれに身に着けたい」「即座にスマホにアクセスしたい」という願望をすべて満たす形で誕生したのがスマホストラップと言えるでしょう。
バッグ類にスマホを入れて持ち運ぶのに比べて、サッと素早く操作可能なスマホストラップは、プライベート・仕事を問わず便利に使えるため、今後も幅広い層に浸透していきそうです。
弊社トランスでは、今回ご紹介したスマホストラップ・スマホショルダーをはじめ、さまざまな種類のオリジナルグッズ・ノベルティを作製可能です。ご予算・ご希望に応じて、柔軟な提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。