近年、トレンドアイテムとして注目を集めている “巾着バッグ”。コロンとした可愛らしいフォルムと、ラフに持ち物を入れられる使い勝手の良さで根強い人気を誇り、ベーシックなアイテムとして定着の兆しもあります。
本記事では、おしゃれな巾着バッグをご紹介します。ショルダー・ハンド・トートバッグのほか、荷物の整理に役立つポーチもピックアップ。さまざまな素材・デザインの巾着バッグを集めてみました。
企業のノベルティ・オリジナルグッズ作製の担当者様は、ぜひ参考にご活用ください。
目次
巾着バッグの特徴
日本人にはお馴染みの”巾着袋”がおしゃれアイテムに進化
上履き入れやお弁当袋などの形で、日本人が古くから親しんできた“巾着袋”。
近年、紐を引っ張って口を閉じる、巾着の機構をバッグに落とし込んだアイテムが「巾着バッグ」として注目されています。ラグジュアリーブランドを含むさまざまなブランドが巾着バッグを発表し、一時は大きな話題となりましたが、2023年現在ではすでに定着化の兆しも。ファッショナブルで使い勝手にも優れた巾着バッグは、バッグの選択肢の1つとしてこれからも選ばれ続けるアイテムになりそうです。
ちなみに、巾着バッグは英語で「draw string bag」「draw string pouch」などと呼ばれることが多く、紐を引っ張る動作そのものが呼称になっています。日本的なイメージもある巾着袋ですが、海外においても巾着バッグは注目されており、ファッションアイテムとして認知されているようです。
ワンアクションで素早く物を出し入れできる
ガバッと大きく口を開けられて、紐を引っ張れば即座に閉じられる巾着バッグは、とにかく物の出し入れが簡単。必要な物をラフに放り込んで、そのまますぐにお出かけできる気軽さも人気のポイントです。
見た目よりもたくさんの物を入れられる
巾着バッグは、入れる物に応じて変形させられるため、見た目以上に多くの物を収納可能。マチ付きやバケツ型など、バッグ底部にスペースを持たせ、さらに収納力を強化した巾着バッグもあります。
Z世代を中心に、できるだけ持ち物を増やさず、身軽にお出かけしたいと考える方が増えているようです。見た目はコンパクトなのに意外と収納力がある巾着バッグは、スマホ・財布・メイク道具など、必要最小限のお出かけアイテムを持ち運ぶのにぴったりなのではないでしょうか。
ほどよくリラックス感のある雰囲気を演出
コロンと丸みを帯びた可愛らしいフォルムと、くしゅっとした生地感で、適度にリラックス感のある雰囲気を演出。しっかりとまとまったコーディネートの仕上げに、絶妙な“こなれ感”をプラスします。
巾着バッグはファッションアイテムとしての側面が強く、服装に馴染みやすいデザインのものが多いため、荷物が多い日のセカンドバッグとしてもおすすめ。“荷物感”が少なく、ナチュラルに身に着けられるバッグをお探しの方は要チェックです。
メンズ向けの巾着バッグも
巾着と言えば女性のもの、というイメージをお持ちの方も多そうですが、メンズをターゲットにした巾着バッグも続々と登場しています。
使い込むほどに味わいが増す本革タイプや、シンプルな装いにマッチするモノトーンデザイン、アクティブな印象のアウトドアデザインなど、男心をくすぐるような特徴に注目してみてください。
男性の持ち物は一般的に女性よりも少なめと言われており、“手ぶら派”も多数。小さめの巾着バッグなら、限りなく手ぶらに近い感覚で最低限の荷物を携帯できるため、使い心地の点でも男性に好まれそうです。
形状やデザインのバリエーションが豊富
一口に巾着バッグと言っても、巷にはさまざまな特徴を備えた商品が販売されています。
ショルダー・トート、ポーチといった定番の形はもちろん、2way/3wayで使い方を選べる便利なタイプも。
また、布やメッシュ、レザーなど、素材ごとに異なる見た目や機能性に着目してみるのも面白そうです。
ここからは、形や素材などの特徴ごとに、いろいろな巾着バッグをご紹介していきます。
巾着バッグについてそれほど詳しくない方も、これさえ読めば基本的なラインナップ・特徴をしっかりと押さえられます。アレンジを加えた個性的な商品もピックアップしましたので、巾着バッグのデザインや仕様のヒント探しにお役立てください。
【特徴別】いろいろな巾着バッグ:形
ショルダー・ハンド・トートバッグ
巾着バッグの形は、主にショルダー・ハンド・トートバッグの3種類。通常のバッグと同様のラインナップで展開されており、形のお好みや使い方に合わせて選べます。口をきゅっと絞れば、コンパクトで可愛らしいルックスに早変わりし、さまざまなコーディネートに馴染みます。また、バッグ上部が開きっぱなしにならないため、安心して持ち歩けるのも魅力的なポイントです。
画像左の巾着バッグはショルダータイプ。耐久性が高く、撥水・防水の生地を使用したアウトドア仕様で、日常生活はもちろん、アクティブなシーンでも活躍しそうです。また、ショルダーストラップを取り外すことで、ハンドバッグやバッグインバッグとしても使用可能。このような2way/3way仕様は、用途の幅をグッと広げてくれる実用性の高さで喜ばれそうです。
画像右は、小ぶりな手のひらサイズのハンドバッグタイプ。透け感とくしゅっとした素材感が特徴のオーガンジー生地を使用し、リボン飾りや小花柄と掛け合わせることで、可憐さとラグジュアリーさを表現しています。
大きく使って小さくたためるトートバッグタイプは、毎日のお買い物にぴったり。底にマチがあるため、コンビニ弁当なども平置きのまますっきりと収められます。
独特のシャリ感がある綿麻生地、ナチュラル感のあるアースカーラー、こなれ感をプラスする巾着仕様など、通常のエコバッグとは一味違う上質な雰囲気が特徴。エコバッグとしてだけでなく、おしゃれなサブバッグとしても使用可能です。
既にエコバッグを持っている方は多いため、ノベルティやグッズとして展開する際は、このようにエコバッグ+αのデザインや仕様を加えてみると関心を持ってもらえそうです。
ポーチ
メイク道具をまとめて収納できる巾着メイクポーチです。
口を大きく広げることでトレイのような状態になり、必要なメイク道具をすぐに見つけられるのが使いやすいポイント。底部には、面ファスナーで即座に組み立てられる仕切りが設けられており、メイク道具をすっきりと整理しながら持ち運べます。ほかにも、指を引っ掛けられるループが付いていたり、表地と裏地で色のメリハリをつけて視認性を高めていたりと、メイクポーチに求められる使い勝手の良さを追求しています。
コットン素材のオーソドックスな巾着ポーチです。
とにかく自然な雰囲気は、荷物整理用のバッグインバッグや、お渡し用の袋など、さまざまな用途・場面にマッチ。紐をロープ状にしたり、生地の縫い方で凹凸を加えたりと多彩な表現が可能です。また、プリントや刺繍で名入れすれば、ブランドやキャラクターIPのノベルティ・オリジナルグッズとしても展開できます。
【特徴別】いろいろな巾着バッグ:素材感
メッシュ・レザー
メッシュ素材は、中に入っているものが一目で分かることから、荷物整理用の巾着ポーチにおすすめ。中に水気が残らないため、お風呂道具や洗面セットなどの収納にもぴったりです。ビビッドなカラーや“くすみカラー”など、トレンド感のあるカラー展開で、シンプルなメッシュポーチに新鮮さをプラスできそうです。
レザーは、高級感とスタイリッシュさを表現したい時におすすめの素材です。巾着アイテムならではのカジュアルさにピリッとした大人っぽさを加えることが可能。シックで落ち着いた表情を出せるため、男性用の巾着アイテムとも相性が良さそうです。
レザー素材と一口に言っても、経年変化が楽しめる本革や、コストを抑えられる合成皮革など、さまざまな種類があります。中でも植物由来の“ビーガンレザー”は近年注目されている素材のひとつ。ノベルティ・オリジナルグッズを通して、企業のSDGs/サステナブルに対する姿勢や取り組みをアピールできます。
エンボーワッフル・キルティング
ポリエステルや綿など、定番の素材を使いながらも、加工によって個性的な表現が可能。
ポコポコとした凹凸感が可愛いエンボーワッフル(写真左)や、丈夫さや手作り感をイメージさせるキルティング(写真右)など、生地の表情の幅を広げてくれます。
【特徴別】いろいろな巾着バッグ:おすすめアレンジ
ボア×キャラクター
温かくソフトな風合いのポリエステルボア素材は、キャラクターデザインの巾着ポーチと相性抜群。ふわふわと気持ちよい手触りが楽しめるため、お子さんにも喜ばれそうです。
写真の商品は、ドラえもんのボディーをデザインした巾着ポーチ。青・白・赤の色分けや鈴の刺繍、実際に物を入れられる四次元ポケットなど、細部までこだわり抜いた作りが特徴。裏地はサテン生地でひみつ道具の“タイムふろしき”を表現しています。
インナーバッグタイプ
巾着ショルダーバッグの中に、メッシュ素材のインナーバッグが入った“サウナバッグ”です。
インナーバッグにタオルやサウナハット、飲み物などを入れておけば、そのまま浴場に直行できる優れもの。メッシュ素材で水場にも気軽に持っていけるほか、バッグ本体にも軽量で乾きやすい素材が使われています。
ほかにも、巾着ポーチとバッグを組み合わせた“インナーバッグタイプ”にはいろいろな種類があり、トレンドアイテムとして注目されているようです。
中身が透けて見える「巾着ポーチ+PVCクリアバッグ」(写真左)や、ファッショナブルな「巾着ポーチ+ネットバッグ」(写真右)など、2重構造ならではの複雑で奥行き感のあるデザインがおしゃれなポイント。巾着ポーチへの名入れで、ロゴやイラストをさり気なく表現することも可能です。
中身が透けて見えるPVC素材は、アクスタをはじめとする“推し活グッズ”を収納するポーチなどでも使われており、巾着にキャラクターなどをプリントすれば推し活用のバッグとしても訴求できそうです。
【番外編】ラッピング用巾着
巾着袋は、華やかさやひと手間かけた丁寧さを手軽に表現できるため、ラッピング用途にもおすすめです。
コットンや不織布、合皮など、素材の違いでガラッと雰囲気を変えることも可能。高級感のあるショッパーとして採用されるケースもあるようです。
まとめ
おしゃれなデザインと使い勝手の良さで人気の“巾着バッグ”をご紹介しました。
丸みを帯びた形状とクシュっとした素材感で、程よいこなれ感を演出してくれる巾着バッグは、ラフなカジュアルスタイルだけでなく、かっちり・きれい目スタイルのハズしにもぴったり。形・素材・サイズなどのバリエーションが豊富で、自分好みの巾着バッグを見つけやすいことも支持を集めている理由でしょう。
弊社トランスでは、今回ご紹介した巾着バッグやポーチをはじめ、さまざまなノベルティ・オリジナルグッズを作製可能です。旬のトレンド情報をいち早くキャッチし、フレッシュなモノづくりに活かしているほか、「推し活」「SDGs」といった、企業にとって見逃せない領域もしっかりとカバーしております。ご予算・ご希望に応じて、柔軟な提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。