オリジナルのデザインでTシャツやキーホルダーなどを手軽に製作できるサービスが人気です。
また、雑貨やアクセサリーを自作する”DIY”や”ハンドメイド”といったクリエイティブな趣味も注目されているようです。
オリジナルグッズを製作した後は、自分や仲間内で楽しむだけでなく多くの人に知ってもらいたいと思う場合もあるはず。
そこで本記事では、オリジナルグッズの販売方法をご紹介します。
オリジナルグッズの販売に適したサービスを中心にピックアップ。
趣味・副業としてグッズを販売したい個人の方や、オフィシャルグッズの販売用プラットフォームをお探しの法人の方におすすめの内容となっております。
目次
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オリジナルグッズの販売方法:店頭やイベントなど、主にオフラインで販売する
対面で物のやり取りを行う、昔ながらの販売方法。
ここでは詳しく解説しませんが、露店やフリーマーケット、バザーなどもオフライン販売の代表的な例です。
店舗に販売を委託する
同人誌ショップやアニメ・漫画グッズ専門店、ハンドメイドショップなどの店頭にオリジナルグッズを置いてもらうことを「委託販売」と呼びます(店頭とECサイトで併売されることもあるようです)。
販売したいオリジナルグッズのジャンルに応じて適切なお店を選ぶことで、ターゲットのお客さんをある程度絞ってから販売できるメリットがあります。
ただし、委託販売する際には手数料がかかるため、売り上げが出た際の最終的な利益がどの程度になるかは事前に確認しておきましょう。
イベントで手売りする
コミケ(コミックマーケット)やコミティアをはじめとした同人誌即売会、デザインフェスタ、クリエイターズマーケットなどのアート系/ハンドメイド系イベントにサークルとして出店し、直接グッズを販売する方法です。
事前に参加の申請をする必要があります(場合によっては抽選制)。
お客さんやファンと直に触れ合いながら販売できるのが手売りの魅力的なポイント。
また、会場内で新規のお客さんに偶然見つけてもらえる可能性があるのも、オフラインイベントならではの特徴です。
ただしオフラインイベントに出店する際は、釣銭を用意したり、飾りつけを持参したり、販売するオリジナルグッズを運搬したりと何かと労力がかかります。
当日に慌ててしまわないように、すべきことを前もってリストアップしておくなどの工夫が必要かも知れません。
オリジナルグッズの販売方法:ECサイトやフリマアプリを利用して、オンラインで販売する
ここまでオフラインでの販売方法をご紹介しましたが、現在オリジナルグッズの製作者の間で広く活用されているのが、ECサイトやフリマアプリによるオンラインでの「自家通販」です。
PCやスマホさえあれば、どこにいても販売を開始できるのがポイント。
画面の指示に従って操作するだけで、初心者でも簡単に出品できます。
オリジナルグッズの販売におすすめのオンラインサ―ビス
オリジナルグッズを販売する際によく使われている、人気のオンラインサービスをご紹介します。
BASE(ベイス)
「ネットでお店を開くなら、BASE!」のCMでもお馴染みの“簡単ネットショップ作成サービス”です。
BASEでは、ショップの開店に伴う初期費用やショップを維持するための固定費(月額費用など)が全くかからず、商品の売り上げがあったときにはじめて販売手数料が発生する仕組みのため、誰でも気軽にネットショップを持つことが可能。
また、おしゃれなデザインテンプレートや決済方法のオプションがあらかじめ豊富に用意されており、気に入ったデザインと機能を組み合わせるだけで手軽に自分だけのショップを完成させられるなど、ネットショップ初心者でも安心して利用できるように工夫されています。
さらに、拡張機能「BASE Apps」を活用することで、より思い描いた通りのショップに近づけることができます。
例えば「予約販売App」を利用すれば、商品の在庫を持たない受注販売も可能となります。
BOOTH(ブース)
「創作物の総合マーケット」を謳う、創作活動向けのネットショップ作成サービスです。
同人誌や同人グッズ、オリジナルグッズのほか、楽曲、イラスト、ゲームなどのデジタルデータも販売可能。
さまざまなジャンルの商材を登録できるのに加えて、創作活動のジャンルも幅広くカバーしています。
価格を0円に設定してデジタルデータを頒布したり、商品の特典としてデジタルデータを添付したりといった用途にも柔軟に対応できるのは、BOOTHならではの特徴です。
コミケをはじめとした同人即売会の文化と近しいものがあり、クリエイターとユーザー間の取引の場をネット上に再現したサービスと言ってもいいかもしれません。
BOOTHを利用するメリットのひとつは、販売手数料、初期費用、月額利用料が全て無料であること。
できるだけお金をかけることなく作品を販売したいクリエイターにもおすすめです。
また、売買に伴うトラブルを未然に防ぐ「決済の代行サービス」や、商品の在庫管理・発送を丸ごとBOOTHにお任せできる「倉庫サービス」などを用意し、販売者にとって煩雑になりがちなポイントを軽減。
後述の姉妹サービス「pixivFactory」を活用すれば、在庫なしでオリジナルグッズの製作・販売を行うことも可能です。
メルカリShops
引用:https://jp-news.mercari.com/mercari-shops/
不要になったものを出品・販売するための“フリマアプリ”として有名なメルカリですが、「メルカリShops」はメルカリのプラットフォーム内で自分のお店を運営できるネットショップ作成サービスです。
メルカリShopsで販売する商品が不用品である必要はなく、オリジナルグッズやハンドメイド作品、食品などの取り扱いもOK。
メルカリの月間利用者数は2,300万人以上とも言われており、自分の商品をできるだけ多くのユーザーにアピールしたい方におすすめです。
フリマアプリとしてメルカリを使い慣れている方にとっては、いつも通りの感覚で簡単&スムーズにショップを運営できる点も人気のポイント。
取引時のトラブルを軽減できる「らくらくメルカリ便」の利用が可能なほか、直感的な操作でデザイン・レイアウトが完了し、スマホ1台で出店が完了します。
さらに、1つのショップを複数のアカウントで運営できるため、個人はもちろん、グループ・サークル、事業者などの利用にも適しています。
minne(ミンネ)
89万件を超える作家・ブランドによる、1,500万点以上の作品を販売!
圧倒的な規模を誇る、国内最大級のハンドメイドマーケットプレイスです。
アクセサリー・ジュエリー、ファッション、文房具・ステーショナリー、食べ物など、全20種類のカテゴリに作品を分類。
ハンドメイドの要素さえあれば、多種多様なアイテムを出品できます。
minneは出品者・購入者共に若年層の女性ユーザーが多く、各種ポーチ・ケース類や推し色アクセサリーをはじめ、推し活・オタ活関連のアイテムも充実しています。
おしゃれで可愛い推し活グッズを販売・購入するためのプラットフォームとして利用するのもおすすめ。
ハンドメイドならではの、オリジナリティあふれる推し活グッズがすぐに見つかり、需要の高さが窺えます。
ただし、同人グッズや二次創作グッズなど、既存のキャラクター・IPを使用したアイテムの販売にはほかのサービスの利用を検討した方がいいかも知れません。
Creema(クリーマ)
Creemaもminne同様、高い人気を誇るハンドメイドマーケットプレイスです。
Creemaはminneに比べてユーザーの年齢層が高く、作品の単価も高い傾向にあるようです。
そのためか、プチプラで可愛らしいアイテムというよりも、ハイクオリティでシンプルな大人向けのアイテムが充実している印象があります。
手軽に出品・購入できる点についてはCreemaもminneも同様なので、ユーザー層(=出品されているアイテムの傾向)の違いで両サービスを使い分けてみるのもおすすめです。
グッズ作成~販売まで丸ごと行えるオールインワンのサービスも
グッズのデザインから販売まで、すべてをオールインワンで行えるお手軽なサービスも登場しています。
こちらでは、その中でも特に人気が高い3サービスをご紹介します。
SUZURI(スズリ)
画像を1枚アップロードするだけで、オリジナルのTシャツやスマホケース、バッグ、タンブラーなどを製作&販売できるサービスです。
注文されてからグッズを製作するため、事前にグッズ製作用の資金を用意する必要がなく、在庫を抱えるリスクもありません。
アイテムの販売価格は「原価+トリブン」という内訳になっており、トリブンは自分の利益として自由に設定できます。
アイテムの製作~販売までSUZURIのプラットフォーム内で完結。
手間をかけることなく、サクッとオリジナルグッズを製作&販売したい方におすすめです。
ただし、多くのことをSUZURIにお任せできる代わりに、アイテムの販売価格が高めになりがちなことや、アイテムの仕様に細やかなこだわりを反映しにくいことなどは覚えておきたいところです。
pixivFACTORY(ピクシブファクトリー)
pixivFACTORYもSUZURIと同様に、画像をアップロードするだけでオリジナルグッズを製作できるサービスです。
ネットショップ作成サービス「BOOTH」との連携により、製作~販売までを一気通貫で行うことが可能。
ネットショップ作成サービスならではの細やかなショップの作りこみもできるため、よりこだわりを持ってグッズを製作・販売したい方におすすめです。
pixivFACTORYでは、全74種類もの豊富なアイテムをラインナップ。
Tシャツ、アクキー、缶バッジ、クッションなどの定番はもちろん、タイツ、抱き枕カバー、屏風をはじめとした面白いアイテムも選べるため、さまざまなエンタメジャンルにマッチします。
ちなみに、オリジナルグッズだけでなく同人誌の製作サービスも提供しています。
ClubT(クラブT)
Tシャツを中心に、オリジナルアイテムを製作&販売できるサービスです。
半袖・長袖Tシャツ、ラグランTシャツ、全面プリントTシャツ、ポロシャツ、パーカーなど、とにかくトップスのバリエーションが豊富なのが特徴。
受注生産型なので1枚からでも気楽にデザインして販売できますが、バンドやスポーツチームなどのオフィシャルウェアの仕様にこだわりたい場合などにもおすすめです。
また、ウェア以外にもトートバッグやスマホケース、マグカップ、タオル、ひざ掛けなどをラインナップ。
ClubTだけでグッズ製作をまとめることも可能です。
オリジナルグッズを製作・販売する際の注意点
著作権・肖像権・商標権
自分自身で1から考案したデザインの場合はオリジナルグッズへの利用も販売も可能ですが、他者の手によるデザインや絵、文章などの著作物には「著作権」が発生しており、無断で使用すると法律違反となるため注意が必要です。
また、人物の写真やキャラクターのイラストをはじめとした肖像を無断で使用すると、「肖像権」や「パブリシティ権」の侵害となります。
さらに、商標登録済みのキャラクターやロゴなどを無断で使用すると「商標権」の侵害となります。
このように、他者の著作物を使用することには何らかの権利を侵害するリスクがあり、既存作品をベースにした二次創作や同人グッズの製作・販売を行う際は、特に慎重さが求められます。
作品などの公式が二次創作におけるガイドラインを公開している場合もあるので、安全にグッズ製作を楽しむためにもチェックしておきたいところです。
ちなみに、既存のロゴやデザインなどをもじった”パロディ”や”サンプリング”、”リップオフ”といった手法は法律上グレーゾーンとなっています。
いわゆる「パクリ」との境界が曖昧で、権利者側が黙認している場合も多いようです。
ただし、著作権の中にある「同一性保持権」(=著作者の意に反する著作物への変更、切除その他の改変を禁止できる権利)を侵害しているという見方も可能なことから、罪に問われるリスクがあることは覚えておきましょう。
手数料・利益
グッズ製作やグッズ販売のプラットフォームを利用する際には、ほぼ必ず手数料がかかります。
また、運搬の際に梱包材を用意したり、販売用のパッケージを別途用意したりと、グッズ製作そのもの以外でも意外とお金がかかるもの。
諸々の条件をすべて考慮したうえで、しっかりと利益が出せるようにグッズ製作の計画を立てましょう。
ロット数と在庫
グッズを製作する際は、どのくらい売れるかをシビアに推測し、できるだけ売れ残り=在庫が少なくなるようにロット数を調整しましょう。
ただし、ロット数が増えるほど単価は安くなることが多いため、予算と想定される利益の両方を加味したうえで、冷静にロット数を決定する必要があります。
不良在庫を減らすための方法としては、受注生産制とする、現物をイメージしたモックアップ画像だけを公開して販売を開始する、などがよく知られています。
納期
イベントなどでオリジナルグッズを販売する場合、グッズの現物がイベント前に届くように納期をしっかりとチェックしましょう。
ロット数や仕様、生産地によっては、予想以上に時間がかかることも考えられます。
【個人・法人OK】オリジナルグッズの作成には「オリジナルグッズプレス」がおすすめ!
最短2日の超短納期でオリジナルグッズを発送!
早くてリーズナブルな、弊社トランスのオリジナルグッズ製作サービスです。
Tシャツやキーホルダーのほか、推し活関連では必須の缶バッジ、アクリルアイテムなど、とにかく豊富なアイテムに名入れが可能。
あらゆるエンタメジャンルのトレンドをアイテムのラインナップに反映しており、どのアイテムを選んでも「今っぽさ」を外すことはありません。
個人~法人まで誰でも手軽に、流行感度が高くハイクオリティなオリジナルグッズを製作できます。
「男性アイドル」「女性アイドル」「バンド」「Vtuber」「イラストレーター」の各ページからは、それぞれのエンタメジャンルにおける代表的なグッズプランを一目で確認可能。
また、よくあるお悩み事をまとめて解消する”サポートページ”や、デザインづくりを支援する”データ作成サービス”など、オリジナルグッズづくりが初めての方でも安心のユーザー支援サービスが充実しています。
▼早く・安く・簡単、そしてフレキシブルなグッズ製作サービスをお探しの方は、ぜひ「オリジナルグッズプレス」もチェックしてみてください♪
まとめ
オリジナルグッズを販売できるオンラインサービスをご紹介しました。
一口にオリジナルグッズと言っても、二次創作や同人、ハンドメイドなどジャンルはさまざま。
各ジャンルに適したサービスがあるため、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
また、同人即売会をはじめとしたオフラインのイベントもオンラインの手軽さとはまた違った魅力があり、現在でも大きな賑わいを見せているようです。
売り手にとっての都合と、ファンのニーズの間のバランスを取りながら、ベストなオリジナルグッズの販売方法を探りましょう。