近年企業を取り巻く環境は変化し、それに合わせて働き方も多様化しています。
フレックス制度や在宅ワークなど業務や個人の都合に合わせて、働く場所や時間もそれぞれ異なるようになってきました。
多様化により多くのメリットがある一方で、従業員の会社への信頼や貢献意欲を表す「従業員エンゲージメント」の向上が課題となっています。
現在ではさまざまな企業が、従業員のエンゲージメント向上施策を検討、実施し始めているようです。
今回は従業員エンゲージメントを高める手段の1つ、福利厚生の一環として、社員や従業員へプレゼントするギフトについて解説していきます。
社員や従業員へ、日ごろの感謝を伝え、喜んでもらうためのギフトは簡単なようで、作製するには奥が深く、検討事項もたくさんあるものです。
ここではギフトによる効果や、作製時のポイント、おすすめのギフトをご紹介します。
目次
【課題別】社員・従業員向けギフト作製機会と効果
従業員エンゲージメントが課題となっている前提として、企業と従業員との繋がりが希薄化し、社員同士のコミュニケーションも不足している、という声をきく機会が増えています。
また少子化の現代では、いかに人材を確保し、従業員のエンゲージメントを高めるかがとても重要です。
福利厚生として、社員や従業員に喜ばれるギフトをプレゼントすることは、働く人々のエンゲージメント向上にさまざまな角度で貢献できる手法です。
どんな課題やどんな時に従業員向けギフトを作製すると効果的なのかを、以下の表にまとめました。
ポイントも記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
課題 | 作成機会 | 従業員向けギフトで得られる効果 |
---|---|---|
従業員のモチベーション向上① | 表彰・褒章 | 賞与ではない別の褒章制度としてギフトを贈ることで、モチベーションの向上につなげる。
贈り物そのものはもちろん、評価のポイント、プレゼントを贈る時の渡し方もポイント。 |
従業員のモチベーション向上② | 業務環境改善 | 日々の業務の中で、あると効率が上がる物や、社員の心身の健康につながる物をギフトとして提供し、モチベーションを向上させる。
例:デスクワークにPCメガネ、営業用にPCケース、衛生商品など。 |
従業員の帰属意識を高める・企業への共感を生む① | 周年記念 キックオフ |
周年やキックオフなど節目の際に、記念品を贈呈し帰属意識を高める。
企業の節目を共に迎えた記憶として、記念品となるオリジナルグッズが手元に形として残ることや共通のアイテム持っていることで、繋がりを生み、帰属意識を高めることができる。 |
従業員の帰属意識を高める・企業への共感を生む② | 採用・入社 | 入社の記念となるウェルカムボックスを贈呈することで、歓迎の意を伝え、帰属意識を高める。
内定や入社の際には新たな環境に馴染めるか不安もあるが、入社後に使用する文具や、業務に便利なオリジナルグッズを渡すことで、入社を実感し、帰属意識を高めることができる。入社時の代表メッセージを同封することで、企業への共感を生むことも。 |
従業員同士のコミュニケーションの活性化 | 社内イベント | イベントを盛り上げるグッズでコミュニケーションを活性化させる。
リアルに顔を合わせても、社屋や店舗に出勤しないリモートワークでも、共通のアイテムが手元にあれば一体感がうまれ、コミュニケーションが活発化する。 例:リモート忘年会でも活躍する、自宅で使えるオリジナルの紙皿や紙コップの宴会セット、オンラインでもオフラインでも楽しめるビンゴなどの簡単なゲームなど |
福利厚生としての社員・従業員向けギフトを効果的に作製するポイント
福利厚生としてのギフトを選ぶ際には、予算、数量、納期はもちろんですが、何よりも受け取る人が喜ぶプレゼントを選ぶ必要があります。
またより効果的に作製するためのポイントもありますので、合わせて紹介していきます。
ポイントは以下の3つです。
1 渡す相手に合ったアイテム、作製目的にあったアイテムを選ぶ
喜んでもらえるプレゼントを選ぶには、お渡しする相手の立場にたって、使い勝手が良いものや、気が利く物、自分ではなかなか購入しないブランドものなど、従業員に喜ばれるアイテムは何かを考えましょう。
どのような目的で作製するかも重要です。
例えば、従業員に向けてSDGs推進を共有する為であれば、グッズもSDGsを推進する再生素材にする事で、取り組みが伝わりやすくなります。
どんな目的で作製するのか、それを満たす為にはどんな条件をクリアしたアイテムが良いのか、作製前に書き出してみましょう。
2 ギフトを魅力的にするデザインを考える
創立記念品やキックオフで配布する場合には、企業への共感をうむために、企業の歴史や、代表の言葉など、従業員へのメッセージが伝わるデザインを入れると、思い入れのある魅力的なプレゼントになります。
また褒章などの場合には、プレミアムギフトとして、高級感や希少性のあるデザインにすることも必要です。
ただの名入れではなく、箔押しにして高級感を出したり、ナンバリングをして希少価値を上げたりすることです。
このように、デザインはギフトをより魅力的にする重要な要素です。
選んだプレゼントが、希望しているデザインを印刷することができるのか、印刷方法も合わせて確認しておきましょう。
3 渡す際の演出を考える(パッケージ・渡し方等)
プレゼントは、渡し方によって受け取る側の印象も大きくかわってきます。
魅力的な演出や心温まるメッセージとともに、所属する企業や店舗からプレゼントを贈られたという時の体験が、その価値を何倍にも高める事があります。
大切な誰かにプレゼントを渡す時のように、パッケージに入れたり、メッセージを添えることで、より価値のあるギフトになります。
また、渡し方も工夫を凝らし、贈呈するシーンを演出することが大切です。
例えば入社1年の記念にサプライズでチーム員から贈呈式をしたり、リモート社員へ送付する時には箱を開けた時のサプライズがあるような演出がされていると、贈られたプレゼントはモノではなく、もらった“体験”も加わった特別な価値のあるギフトになります。
作製したギフトがより価値のあるアイテムになるように、渡し方を検討することも忘れずに行いましょう。
社員・従業員向けギフトにおすすめのオリジナルグッズ
従業員向けギフトにおすすめのグッズを、カテゴリーに分けてご紹介します。
ブランドアイテム
MOLESKINE(モレスキン)ハードカバーノートブック
名だたる芸術家や思想家も愛用したモレスキンブランドは、文化、旅行、記憶、想像力、個性を重要視しています。
オリジナルのカスタマイズを施したハードカバーノートブックは、従業員向けにギフトとしても人気があり、多くの企業様で作製されています。
カスタマイズは、表紙への名入れ加工だけでなく、見開きにメッセージや歴史を感じる写真などを印刷することもできます。
ノートブックを開く度に目を通すことで、従業員の記憶に刻まれ、帰属意識を一層高めることができます。
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MOLESKINE CUSTOM EDITION
最高品質のノベルティ・記念品として、多くの企業様に導入いただいています。従業員向けギフトにモレスキンが選ばれる理由や事例をご紹介します。
PARKERボールペン
1888年、「優れたペンを作り上げること」を信念に掲げ、イギリスでスタートした「パーカー」。
常に時代をリードし、歴史に残るセンセーショナルな筆記具を生みだしてきた実績から「世界で最も愛されるペン」と称されています。
デジタル化が進み、ペンを活用する機会が減っているからこそ、使う時はこだわりの1本を長く愛用したくなるものです。
記念品として、年齢性別を問わずご活用いただけるギフトです。
UCHINOタオル
UCHINOは半世紀以上に渡り「上質な気持ちよさ」を追求してきた、日本の老舗タオルメーカーです。
「バスタイム」を「入浴から眠りにつくまでの時間」と新たに定義し、素材の開発や製造技術はもちろんのこと、医科学や人間工学などの分野にも踏み込んで研究し、肌の敏感な方や小さな子でも安心して使える商品を提供しています。
健康志向がますます高まる中、UCHINOから販売されている『快眠パジャマ』は、多くのファンがいる注目の商品です。
また独自の特許技術で作り上げた、『スーパーマシュマロタオル』はボリューム感と、軽さ、柔らかさ、吸水性を兼ね備えた商品です。
オリジナルで名入れすることも可能で、従業員の心身の健康のために、UCHINOのタオルやパジャマをギフトにするのもおすすめです。
MOTTERUエコバッグ・ボトル
大人気エシカルブランドMOTTERU(モッテル)は、テレビなどのメディアでも多数紹介されています。
エコバッグだけでなく、ボトルやカトラリー、ハンカチなど、環境にやさしく生活を豊かにする商品をラインナップしております。
グッドデザイン賞を多数受賞する実績を持ち、機能性とデザイン性を兼ね備えたMOTTERUは、ワンランク上のノベルティやギフトに人気な商品です。
レジ袋有料化により、ランチタイムにコンビニやテイクアウトのお弁当を買う際にもエコバッグを持ち歩く人が増えています。
MOTTERUでは軽量コンパクトでシャツのポケットに入るサイズのエコバッグも展開されています。
従業員のオフの時間も便利に楽しく使ってもらえるよう、ランチの時や、仕事帰りのお買い物用にプレゼントするのもおすすめです。
ステーショナリー
ステーショナリーはどなたでも使う機会が多く、手元に置いておくことが多い実用的なギフトです。
使い勝手や素材にこだわったアイテムで作製すると喜ばれやすく、使う度に企業を想起できます。
再生素材や、繰り返し使える電子メモ、ポータブルアイテムがおすすめです。
ノートブックを開く度に目を通すことで、従業員の記憶に刻まれ、帰属意識を一層高めることができます。
PC・モバイル関連商品
現代人の必需品、PC・モバイル関連商品も、従業員に喜んでもらえるギフトとしておすすめです。
日頃の業務で使えるアイテムや、従業員個人としても役立つアイテムです。
名入れをすることで、オリジナル感を出すこともできます。
SDGs推進商品
2015年に国連サミットで採択されたSDGs達成に向けて、目標期限も2030年まで折り返し地点を迎えました。すでに日本国内でも多くの企業がSDGs達成への取り組みを始めており、ビジネスを進める上でもSDGsに関する知識や理解が必要とされてきています。
またSDGsに対する関心や、達成を推進する取り組みは、従業員の共感を生みやすく、特に若者世代では意識が高いと言われています。
ギフトを贈る際には、SDGsを推進するアイテムを選ぶと、インナーブランディングにもなり、従業員が一丸となって推進していけるのではないでしょうか。
その他
記念品として人気の時計や、従業員の健康、安全の確保ができるギフトもおすすめです。
企業として従業員を守る姿勢が伝われば、信頼関係構築につながります。
防災グッズや衛生関連グッズなどは近年人気のアイテムです。
まとめ
従業員向けギフト作製時のポイントとおすすめのアイテムをご紹介してきました。
従業員向けギフトは、福利厚生の一つとしてこれからもっと重要な課題となっていくでしょう。
トランスでは、小ロットからWEB上でアイテム選定、名入れ入稿まで行えるECサービス販促スタイルの運営と、フルカスタマイズでのオリジナルグッズもご提案しています。
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またトランスでは、サステナブルなオリジナルグッズ作成やエシカルな取り組みをしている企業とのアライアンスも行っています。貴社のエシカルな取り組みのお手伝いができますので、まずはお気軽にご相談ください。