ノベルティなどのオリジナルグッズとして人気の保冷バッグ。
食品などを運ぶ実用品であると同時に、気分を上げるのにも役立つ、身近なアイテムです。
便利な機能はもちろん、トレンドを取り入れたさまざまな形状が存在します。
喜ばれるオリジナルグッズ製作の参考に、注目の保冷バッグを形状・素材・用途別にご紹介します。
目次
保冷バッグの内側:断熱材の違い
保冷バッグの内側には、断熱材が使われています。
断熱材によって、バッグの中のものに外からの熱が伝わるのを防いでいます。
アルミニウム
保冷バッグの断熱材として最もよく見かけるタイプです。
アルミニウムには、輻射熱(放射熱)を約95%反射するという特徴があります。
この性質を利用し、バッグ内部にアルミニウムを蒸着(コーティング)することで、外部からの熱を反射し、内部の温度上昇を防ぐ仕組みになっています。
内部が厚手のアルミ蒸着シートで構成されている保冷バッグは、バッグの形状をキープしやすく、断熱効果が高いというメリットがあります。
アルミがうすくコーティングされているタイプは、ソフトな手触りで自由に折りたためるためコンパクトに収納しやすく、バッグそのものが非常に軽量であるといったメリットがあり、シーンによって使い分けると良さそうです。
断熱材としてアルミニウムを使うタイプは、価格もリーズナブルなことが多いため、広く普及しています。
ポリウレタン
発泡ウレタンやウレタンフォームとも呼ばれる素材です。
発泡ガスによる小さな気泡を含んでおり、分厚いものほど熱伝導率が低くなるので保冷力が上がります。
分厚くなればなるほど保冷力は高まりますが、その分本体が重くなります。
こちらも価格帯としては手頃なものが多いので、保冷力、重さとのバランスを考慮して、保冷バッグにした時の仕上がり、利用シーンに合わせて選ぶようにしましょう。
ポリエチレン(PEVA)
プラスチックの中でも安価なポリエチレン。
他の素材と比べて断熱性は劣るものの、発泡ポリエチレンは梱包材などにも使われるソフトで安価な素材のため、汚れや傷などを気にせず気軽に使える保冷バッグにおすすめです。
どんな場所で、どんな風に使われるのか、目的に合わせた保冷バッグを作る際の参考にしてください。
定番中の定番!トート型
保冷バッグといえばこの形を思い浮かべる方も多いかもしれません。
そんな定番にも、バリエーション次第でオリジナリティを出すことができます。
定番の舟形トート
バイカラーの定番スタイルをはじめ、オーガニックコットン素材や涼し気なジュートなどのナチュラル感あふれる素材を使ったものなど、さまざまなバリエーションが存在します。
トレンドを意識した四角マチタイプ
ファッションでのトートバッグのトレンドを意識して、底マチを大きめにとったタイプも人気です。
大き目のお弁当箱だけでなく、小分けにしたサラダやフルーツなどを入れた小さな容器をいくつも運ぶのにもぴったりで、活用の範囲が広がります。
ショッピングバッグとしても使える大容量
大き目サイズなら、ショッピングバッグとして大活躍!
冷凍食品や要冷蔵の品などを買い込んだ際も、温度をキープしたまま持ち帰れます。
中身を入れない時はたたんでおくことができたり、入れるものによって底マチの形を変えられたりすると尚便利です。
ランチの後はコンパクトに!小さくできる保冷バッグ
学校やオフィスにお弁当を持参するのにぴったりな小さめタイプ。
使用後はさらにコンパクトにでき、荷物にならないものが人気です。
ロールトップ型
オリジナル 保冷スクエアポーチ
入れるものの容量に合わせて、上部をクルクルと丸めることでサイズを変えられるのが嬉しいコンパクトなロールトップ型は、サンドイッチやおにぎり、パックタイプの飲料やヨーグルトなどの軽食を持ち運ぶのにぴったりなサイズ感。口は面ファスナーで止まるので、しっかり中身の温度をキープできます。使い終わった後は丸めてコンパクトに収納でき、バッグの中でも場所を取りません。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/4389
巾着型
クルリト コンパクトクーラー巾着バッグ
シーズンをまたいでトレンド継続中の巾着バッグは、保冷バッグになってもやっぱりキュート!
くったりした巾着型は中に入れるものの形を問わないため、どんな形のお弁当箱でも安心して入れられます。
見た目よりも大容量なので、お弁当と一緒に小さめのドリンクボトルを入れたり、ちょっとした小物も一緒に収納できるので、ミニバッグとして活躍するシーンもありそうなタイプです。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/7652
おにぎり型
コンパクトな形状で中身をしっかり守る
キュートな三角形のフォルムは、コンパクトながらおにぎりがぴったり収まります。他の荷物と一緒に運んでも、これなら型崩れせずにおにぎりを持ち歩くことができるので安心です。
三角形の中身いっぱいにフィットするようおにぎりを複数個入れるのもよし、小さめのおかずを一緒に入れることもできるので、意外と便利な形です。
大容量が魅力!ボックス型
四角いマチの隅々までものをぴったり入れることができるのがボックス型の魅力。
収納力の高さに加え、隙間なく詰めることで内部の保冷力もぐんとアップします。
デッドスペースなし!ものがぴったりおさまる
再生PET2WAYボックスクーラーバッグ
500ml缶が6本ぴったり入る、ちょっと大きめの保冷温バッグです。隙間なく入れることで内部の保冷効果が高まるため、長時間持ち歩く場面ではできる限り隙間をなくすよう中身を入れるのがコツ。ショルダーがついているタイプなら、大容量でも持ち歩きに便利です。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/6987
保冷温ショルダーバッグ
一見すると保冷バッグに見えない、ショルダーバッグタイプ。上下にマチがある大容量の保冷バッグを、ショルダーバッグとして持ち運びできます。ランチボックスはもちろん、保冷できる内部にはドリンクやスナックを、また外ポケットにはスマホやウェットティッシュなどを入れることができるので、これ一つでちょっとしたピクニックが実現できます。身近な公園などでのお出かけなら、ショルダータイプのこのバッグがあれば身軽に動けてとても便利ですね。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/3284
アウトドアやキャンプにも
キャンプス ハイエンド保冷温ビッグバッグ
2リットルペットボトルが6本隙間なくおさまるサイズの大容量バッグは、炎天下でのアクティビティにもぴったり。内生地にEVAを使用した高機能保冷温バッグは、ハードな環境でも内部をしっかり守り抜きたいアウトドアでの使用にも耐えられるようになっています。ちょっとしたものを入れて一緒に持ち運ぶのに便利な外側のポケットもポイントです。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/6548
キャンプス 保冷温アクティブバスケット
ピクニックバスケットに保冷機能をプラスすれば、アウトドアで過ごす時間がさらに楽しく快適になります。お弁当や食べ物、飲み物はもちろん、レジャーアイテムも入れられる多目的バスケットには、外側に複数のポケット付き。ツールバッグのようにすぐに使いたいアイテムを入れておくことができるので、本格的なキャンプギアと組み合わせて使えてとても便利です。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/7635
リュック対応や変形タイプなど
2WAY保温保冷ボックス型リュックバッグ
保冷や保温したいアイテムを大容量入れられるのは嬉しいけれど、たくさん入れば入るほど重くなるのは避けられません。その点、トートにもリュックにもなる2WAY仕様なら、用途に応じて持ち方を変えられます。両手が空けられるので、自転車での買い出しや雨の日のお買い物のほか、小さい子のいるママバッグとしても活用できそうです。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/2812
MOTTERUマルチコンテナバッグ
スナップボタンで、BOX型とトート型の2WAYに変形可能な大容量バッグです。たくさん入る分、入れるものによって変わる重さに対応した3タイプのハンドルつき。(サイドハンドル・ショルダーハンドル・ショートハンドル)
本体は丸ごと洗えるターポリン、保冷のできるインナーバッグは取り外してフラットにでき、かんたんに拭くことができます。週末のまとめ買いからデイリーユース、本格的なアウトドアまで幅広く使える保冷バッグです。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/5197
パーティーやピクニックなどの用途にぴったりタイプ
入れたいものの形に合わせたタイプも登場しています。
目的に合わせて、特定の商品のノベルティにすればとても喜ばれそうです。
入れるものの形に合わせて
倒したくないもの、立てたくないもの…。
形や向きに気を遣うメニューを持ち運ぶには、フィットする保冷バッグがおすすめです。
ピザやケーキなどの皆に喜ばれるパーティーの主役は、平らな状態をキープできる保冷バッグなら安心して持っていくことができます。
縦横どちらでも向きを変えられるタイプの保冷バッグに入れていけば、皆で乾杯するのにぴったりの缶ビールも、冷やして持っていきたいとっておきのワインも気持ちよく運ぶことができますね。
レジカゴにフィット!
買い出し後、持ち帰り用のバッグに移し替える手間を省略できるのがこちらのタイプ。
レジかごにセットして使用すれば、精算後はそのままカゴから取り出して、温度を保ったままスマートに中身を持ち帰ることができます。
容量はありますが折りたためばコンパクトになるので、普段の買い物はもちろん、アウトドアやパーティーの買い出しにも大活躍してくれるはずです。
保冷クロス・ポーチ
バッグ以外の形でも、保温冷機能を搭載したこんなオリジナルグッズがあります。
保冷クロス
包むものにぴったりフィット
二段重ねのランチボックスや、お弁当箱と一緒にしておきたいペットボトル、みかんなどのデザートなど、どんな形のものも包めるのが保冷クロスです。
特殊な構造で布同士がぴったりくっつくので結ぶ手間もなく、包むものの形そのままに優しく包んでしっかり温度をキープできます。
ランチやドリンク、おやつなどの食品はもちろん、貴重品やタブレットなどを包むのにも便利で、いろいろな場面で役立ちそうな形状です。
タオルや保冷剤、化粧品などの保管にも
オリジナル 保冷デイリーポーチ
普段使いのポーチに保冷機能を持たせたようなコンパクトタイプです。ランチや軽食はもちろんですが、少しならぬれたものにも耐性があるので、保冷機能がついたポーチとして、タオルや保冷剤、夏場は温度が気になる化粧品などを持ち歩く時に便利です。カバンの中をしっかり整理しながら、大切なものを暑さや型崩れから守ってくれる心強い味方として、用途別に大小サイズ違いの保冷ポーチがあると喜ばれるかもしれません。
引用:https://www.hansoku-style.jp/products/detail/4388
コンパクトなショルダーバッグとしても使える
身軽に行動したいシーンで大活躍するタイプです。
コンパクトなショルダーバッグやサコッシュに保冷機能を備えているため、ドリンクと一緒にスマホや貴重品などを一緒に身に着けられてとても便利。アクティブに動き回りたいフェスやイベント、お祭りなど、アウトドアシーンで活用してもらえるオリジナルグッズとしておすすめです。
トレンド感いっぱい!見た目重視型
保冷バッグは、中身の温度を保ち、入れたものを守ってくれる機能性が重要ですが、機能さえ備えていれば見た目をとことんオシャレに可愛く作製することも可能です。
トレンドを意識して、ファッションアイテムのように長く愛される保冷バッグを提案してみるのも良いアイデアです。
外側の素材で差別化
かごタイプ
ネオプレン
使用後にコンパクトにたためる、などの機能性の代わりに、バッグとしての可愛らしさを追求したタイプをご紹介します。
ナチュラルなかご素材とキャンバス素材を組み合わせたタイプは、ガーリーなファッションと組み合わせて、ファッションアイテムとして持ち歩きたくなる可愛らしさがポイント。
ランチの他、スマホや貴重品なども入る容量があるので、おしゃれと実用を兼ねて毎日活用できそうです。
耐熱性に耐寒性、高いクッション性も備えている高機能な素材として、ウェットスーツなどに使われるネオプレン生地は、機能性に加え、独特な手触りとフィーチャリスティックなイメージでファッション業界でも注目されています。
こうした生地を使用した保冷バッグは、しっかりと中身を守りながら、ポップなファッションアイテムとしても持ち歩けるとして人気です。
インパクトのあるオリジナルグッズとして保冷バッグを作るなら、ファッショントレンドを意識した企画をしてみましょう。
プリントで個性を発揮
天然素材をプリント
イメージに合わせた柄展開
形状のほか、保冷バッグは外側のプリントで個性を発揮しても面白いオリジナルグッズにできます。
トレンドのナチュラル感を醸し出すなら、天然素材をプリントで表現する方法もあります。
ガーリーでもスポーティーでも、ターゲットのイメージに合わせた展開が可能なので、喜ばれる保冷バッグを作製するためにぜひプリントにもこだわってみてください。
まとめ
毎日のランチ時に、お気に入りの保冷バッグがあれば気分が上がりますね!
食品や飲料などのノベルティとして使われることが多いアイテムですが、しっかりとターゲッティングすれば、実用品兼ファッションアイテムとして、長く愛されるオリジナルグッズになります。
アイデアを生かして、お客様に喜ばれる保冷バッグを作製してみてはいかがでしょうか?
トランスでは、ターゲットに合わせたオリジナルグッズの企画・作製から、セールスプロモーション、販促・キャンペーンシステムまで、幅広く手掛けております。
ぜひお気軽にご相談ください!
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ミコメ ナホ
可愛い保冷バッグを見るといくつもほしくなるわりに、日々使うのは同じものになりがちなのは何故なのか。
人間とは習慣の生き物です。冷まし忘れたお弁当をうっかり入れてしまった際には、しっかり生ぬるい温度がキープされていて感心しました。