くすみのある白やアイボリーで統一されたナチュラルテイストの「韓国インテリア」。
テレビなどでも取り上げられて耳にしたことのある方も多いかと思いますが、今、この「韓国インテリア」を真似したい! とZ世代を中心に幅広い世代の女性の間で注目されているのです。
そんなトレンド「韓国インテリア」とは一体どんなテイストで、どんなところが人気で、なぜ今日本で人気を集めているのか?この記事では、それらのポイントを紐解いていきます。
そもそも「韓国インテリア」とは?
「韓国インテリア」とは、白やアイボリーを基調としたシンプルな木製家具やファブリック、シンプルだけどアクセントの利いた雑貨や造花などでまとめられたナチュラルテイストのインテリアのことを指します。
「韓国インテリア」でGoogleの画像検索を行うと、そのテイストがどんなものかが何となくわかるかと思います。
さらに、Instagramで関連するハッシュタグを調べると
- #ナチュラル
- #ホワイト
- #フォトジェニック
- #韓国っぽ
などのキーワードも一緒に出てくることがわかります。
(実は筆者も「韓国インテリア」というトレンドワードを最初に聞いたときに勘違いしてしまいましたが、韓国の伝統建築の韓屋などのインテリア、という意味ではありません。)
きっかけは韓国の人気インフルエンサーたち
「韓国インテリア」が日本で話題になったきっかけは、韓国の人気インフルエンサー。
彼女たちが日々SNSにアップするライフスタイルの中には韓国のおしゃれなカフェがたびたび登場します。
そのカフェでの様子をインフルエンサーたちがアップしたことで、インフルエンサーのライフスタイルに憧れる日本の若い世代の女の子たちが「私もあんなおしゃれな姿でおしゃれなカフェに行きたい!」と注目したことがきっかけと言われています。
韓国のおしゃれなカフェのようなインテリアを自宅に取り入れようというムーブメントが起き、その中でもナチュラルテイストのものが日本で人気を集め「韓国インテリア」として話題になったのです。
韓国でも近年ミニマリスト志向が注目されており、韓国ドラマの中でもシンプルでスタイリッシュなインテリアが数多く登場します。
韓国では今、極力ものを減らし、カラーはスタイリッシュなモノトーンやピンクでまとめ、ナチュラルインテリアを取り入れるのが人気です。その中でもナチュラルなインテリアが日本で注目されるようになりました。
「韓国インテリア」の特徴
ナチュラルテイストなインテリアは、以前から日本でも定番のテイストです。
では、「韓国インテリア」と呼ばれるテイストは、従来の日本でよく見るナチュラルテイストと何が違い、何が人気のポイントなのでしょうか?
まずは、「韓国インテリア」の主な特徴を挙げていきます。
「韓国インテリア」の特徴
- 白、アイボリー、淡いウッド素材でまとめる
- ラグなどファブリックはポイント使い
- 雑貨はラウンドシルエットでシンプルに
- チューリップブーケや造花、ドライフラワーをアクセントに
- 装飾雑貨はアロマキャンドルやイラストフレーム、ウォールデコ
- モノはできるだけ少なくする
「韓国インテリア」の元となる、韓国のおしゃれなカフェのようなインテリアのコンセプトは、ミニマリスト志向から生まれたナチュラルテイスト。部屋の空間に余裕を持たせたインテリアであることが重要です。
- 寝室やリビングのラグは大きなものを敷き詰めるのではなく、テーブルやデスク回りにポイントで置く。
- 棚の上や壁面の飾りはワンポイントアクセント。余白感を持たせるようにする。
など、モノを少なくすることで雑多な生活感を消しつつも、暖かみのあるリラックス空間を目指します。
「韓国インテリア」のキーワードアイテム
今、日本で注目されている「韓国インテリア」はシンプルでナチュラルなインテリアですが、「韓国インテリア」における特有のテイストを際立たせてくれるキーワードアイテムがあります。
ここでは「韓国インテリアといえばコレ!」と言われる代名詞的なアイテムをご紹介していきます。
「韓国インテリア」の代表的なインテリア雑貨
- ビーンミラー
- ボンボンキャンドル
- チューリップブーケ
- イラストフレーム
- 間接照明
- ファブリック
ビーンミラー
ウェーブミラーとも呼ばれる、曲線的でシンプルな卓上ミラー。豆のような形や、水が溶けだしたようななめらかな曲線が特徴。
左の写真のミラーは、ミラースタンドに好きな角度でミラーを差し込んで立てられます。
ボンボンキャンドル
こちらも韓国インテリアの代名詞的存在のアロマキャンドル。特に、左の写真のようなボンボンフォルムのものが人気です。
すっきりした香りのアロマキャンドルで、実際に火をつけて使うこともできますが、そのまま飾っておいてインテリアとルームフレグランスとして楽しむ人も多いようです。
チューリップブーケ
シンプルなインテリアのアクセントに使うのが、今韓国でも人気の造花「チューリップブーケ」です。白・ベージュ基調の空間に、鮮やかな色をワンポイント入れると、室内が明るく感じます。
インテリアの好みに合わせて、くすみカラーの造花やドライフラワー、イミテーショングリーンを使ってももちろんOK。
イラストフレーム
シンプルなフォトフレームにすっきりした線画のイラストを入れて、卓上や壁に掛けます。
韓国のカフェでは、こういったイラストが壁に描かれたウォールデコもよく見かけます。
韓国の若手クリエイターたちが手掛けたシンボリックな線画イラストは、インテリアやアパレルでも人気です。
間接照明
LEDのシンプルなイルミネーションも韓国インテリアでよく見られる人気アイテム。暖色の関節照明をアクセントに入れることで、白・乳白色で統一した空間に暖かみが出ます。
ファブリック
ラグや寝具、カーテンなどに使うファブリック選びも重要です。
白・生成り・ライトグレー・ライトベージュなどの色を基調としたコットン、リネン、キャンバス地など、布生地の織目がやや粗めのものを選びます。
このほかにも、ラウンドシルエットの陶器やガラスの花瓶、シェル型のアクセサリーソーサー、ワイヤーアートのアクセサリースタンドなども「韓国インテリア」のコーディネート例にたびたび登場します。
取り入れやすさが「韓国インテリア」の人気の秘密
ここまで「韓国インテリア」の特徴と代表的なアイテムについて解説してきました。おしゃれな韓国トレンドに敏感な若い世代をきっかけに「韓国インテリア」が日本で注目されるようになりましたが、最近では、自宅のインテリアにこだわりのある主婦層にも広まっています。
その人気の秘密は、日本の家でも真似しやすいインテリアであること、です。
ナチュラルテイストの「韓国インテリア」は、家にある程度広さが求められる北欧インテリアや、打ちっぱなしコンクリ壁のガレージやDIYが必要なインダストリアルインテリアと違い、狭い部屋でもアイボリーや白を基調にすれば、だれでも色やテイストの統一感を持たせることができます。
部屋に飾る雑貨も、インテリア用品としては比較的安価で揃えられ、学生や主婦でも部屋のアレンジが簡単に楽しめます。
「Mart」などの主婦層向けライフスタイル誌でも、「韓国インテリア」テイストをプチプラで真似するノウハウを紹介する特集が組まれていたり、雑貨ショップのスリーコインズを筆頭に、100円ショップのセリアやダイソーでも、「韓国インテリア」に組み込みやすいナチュラルテイストの生活雑貨が店頭に並んでいたりしますよね。
韓国のインテリアメーカーやブランドのものも人気ですが、身近にあるインテリアグッズや雑貨の組み合わせでも「韓国っぽ」いインテリアを再現することができるのです。
サステナブルな素材も取り入れやすい「韓国インテリア」テイスト
「韓国インテリア」というトレンドとその人気の秘密について解説させていただきました。
白・アイボリー基調の雑貨やファブリックであれば、「韓国インテリア」として簡単に取り入れることができます。
これらは、「韓国インテリア」というトレンドでありながら、長く使い続けることができる普遍的なテイストでもあります。
バッグやポーチなどの小物にも、韓国インテリアのテイストを取り入れてみるのはいかがでしょうか?
今、ファッショントレンドで人気のある「パイピング×キャンバス地トート」は、韓国インテリアとの相性も抜群です。
加えて、注目の集まるサステナブル素材には、ナチュラルな素材感のある「再生コットン」や「フードテキスタイル」などが多く、ナチュラルテイストのインテリアにぴったりな生活雑貨に取り入れやすいでしょう。
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